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薬物乱用防止講演会を開催(12/18)

掲載日:2023年12月19日お知らせ , スポーツ健康学科 , 在学生向け , 地域の方向け , 教職員向け , 教育・研究活動レポート

 令和5年12月18日(月)に、北部生涯学習センターにて、薬物乱用防止講演会を開催しました。
 大学生アスリートが大麻や覚醒剤で逮捕されるニュースを聞き、私達若年層での薬物乱用の広がりが懸念されています。私自身、インターネットで薬物の危険性について調べてみましたが、真偽すら判断できない情報もありました。そこで、北部地域におられる専門家から、正しい知識を学びたいと思ったことが本講演会開催のきっかけとなりました。まず、北部地域に詳しい地域連携機構長の前川美紀子先生や学生課に相談したところ、講師を務めてくださる名護警察署生活安全課長沖縄県警部島袋潤氏を紹介して頂き、薬物乱用防止講演会を体育会に所属する学生を中心に企画運営し、年末を迎える前に開催することになりました。
 島袋氏は、捜査現場での経験を踏まえ、日本で規制されている薬物の身体と精神への影響や、ゲートウェイドラッグとも呼ばれる大麻の危険性について講演をしてくださいました。
 大麻に関して、インターネット上などでは、有害性を軽視する情報が錯綜し、若年層を中心に警戒心や抵抗感が薄れているそうです。精神疾患となった薬物乱用者は、小さな虫が留置所内の壁や身体に湧いていると訴え、その虫を無限に叩くことを止めないなどの異常行動の事例を聞き、改めて薬物の危険性を感じることが出来ました。
 また、グループワークでは、マンダラート(目標達成シート)を使用して薬物乱用防止のために今からできることを話し合いました。各グループ、島袋氏の講話内容を踏まえ、活発に意見交換が出来ており、新たな発見に繋がりました。意見を最初に共有するのは勇気がいります。その勇気をテーマにアイデアを共有してくれた学生は、まさにファーストペンギンでした。さらに、スポーツを愛する体育会学生なので、薬物で気持ちよくなるのではなく、筋トレで気持ちよくなろうと啓発するというアイデアは、ウィットに富んでいて、このグループワークでしか共有出来ないことだと感じました。
 今回この講習会を企画運営してみて、企画する難しさや人を動かすことの大変さを学びました。この講習会をきっかけに体育会としての活動が更に活発となることを願っています。今回、講師をして頂きました島袋氏、調整をして頂きました前川美紀子先生や学生課の皆様にお礼を申し上げます。名桜大学体育会は、大学生アスリートの価値を高めるための活動を日々行っています。今後も啓蒙活動を含め、地域の方々との交流を継続していきます。

報告:名桜大学体育会学生本部長 飯田 紗月
(スポーツ健康学科3年次、長崎県立長崎南高校出身)

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講師の島袋潤氏(名護警察署生活安全課長沖縄県警部)

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講演×グループワークで理解を深めました

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