沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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砂川昌範学長一行ブラジルを訪問(7/31〜8/8)

掲載日:2023年9月8日お知らせ , 在学生向け , 地域の方向け , 教職員向け

 令和5年7月31日(月)~8月8日(火)の日程で、砂川昌範学長、池原秀人事務局長、中山登偉国際交流課長の3人の南米訪問団は、WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネスネットワーク)との国際産学連携協定締結、新規協定大学開拓(サンパウロ州立大学)及びロンドリーナ州立総合大学と協定更新調印のため、南米ブラジルのサンパウロ市とロンドリーナ市を訪問しました。
 人口約1,200万人、南米の経済、文化の中心地で巨大都市であるサンパウロに本学はまだ協定大学を持っていないことから、新規協定大学探しは今回訪問の目的のひとつです。在サンパウロ元沖縄県人会長大城ケンジさんの協力をいただき、サンパウロ大学を訪問することができました。サンパウロ到着翌日、現地時間8月2日(火)午前、砂川学長一行はサンパウロ州立大学コミュニケーション芸術学部を訪ね、同大学国際交流委員長セシリア・アンタクリ・デ・メロー教授及び前副学長マルガリータ・マリア・クロリング・クンシュ名誉教授と今後両大学間の学生交流について意見交換し、協定締結に向けて交渉を進めることに合意しました。その後、学生ボランティアのガイドの下、広大なキャンパスを視察した後、次の訪問地ロンドリーナ市へ出発しました。午後6時頃、ロンドリーナ市空港に到着した際、到着口で横断幕を持つ沖縄県人会とロンドリーナ州立総合大学関係者や日系ロンドリーナ市議会議員等10数人から熱烈な歓迎を受けました。

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サンパウロ大学を訪問

 訪問3日目の8月3日(木)午前9時半、ロンドリーナ州立総合大学の公用車で、砂川学長一行は大学本部へ向かいました。マルタ・へジーナ・ギメネス・ファヴァ―ロ学長に表敬挨拶した後、10時に両学長は両大学間の学術文化交流に関して5年間有効な協定書に署名しました。同大学は本学と最初の海外協定校であり、1994年に調印以来6回目の協定更新になります。調印式後、名護市の支援により同大学キャンパス内に建てられた日本文化研究センターを見学しました。

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ロンドリーナ州立総合大学マルタ学長を表敬 調印式にて 左側:マルタ学長 右側:砂川学長

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ロンドリーナ州立総合大学国際交流センター前にて ロンドリーナ大学日本文化研究センター前にて

 午後は、ロンドリーナ市議会を見学し、市議会議長及び日系市議会議員を表敬訪問しました。ロンドリーナ州立総合大学が所在するロンドリーナ市は名護市の姉妹都市です。マルセーロ・ベリナッチ・マルチャンス ロンドリーナ市長を表敬訪問し、渡具知武豊名護市長よりお預りした親書を、ポルトガル語通訳者を介して日本語で読み上げ、直接お渡ししました。マルセーロ市長は、これまでの名護市との交流に対する感謝の意を表し、末永い友好関係への期待を述べられました。

7.JPGマルセーロロンドリーナ市長表敬訪問

 夕方は、ロンドリーナ沖縄県人会館でロンドリーナ副市長、ロンドリーナ市日系議員、ロンドリーナ州立総合大学国際交流部長といった主賓の列席に加え、約250名ものロンドリーナ在住の沖縄県人の方々による沖縄県人会主催の歓迎会を盛大に開催していただきました。本場沖縄料理はもちろんのこと、沖縄民謡の合唱や空手演武、エイサー、太鼓等の沖縄伝統芸能の出し物はまるで沖縄県内どこかのパーティーを彷彿させ、どこに行ってもウチナーンチュの「チムグクル」を強く感じさせられました。

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ロンドリーナ市沖縄県人会館での歓迎式典会場にて


 訪問4日目の8月4日(金)は、ロンドリーナからサンパウロに空路移動し、沖縄県照屋副知事をはじめとする慶祝団及びWUBメンバーと昼食交流会に参加し、午後はサンパウロ愛知県人会館にて開催された地域間の交流促進と次世代のメンターシップ推進などを目的する第1回世界ウチナーンチュビジネスネットワーク(通称WUB)リージョナル・ギャザリング・イン・ブラジル会議に陪席として参加しました。会議終了後の調印式では、砂川学長と佐久田トニーWUB会長が「名桜大学とWUBネットワーク国際産学連携協力に関する覚書」に署名し、本学学生の海外留学や海外現地実習・インターンシップをWUBに生活支援していただく代わりに、本学はWUBの推薦する研修生に日本語などの教育を無償提供することを誓い合いました。夕方、サンパウロ沖縄県人会館にて、ブラジルの沖縄移民115周年記念式典・祝賀会が開催されました。ブラジル国内のみならず、世界中のウチナーンチュ、特に南米の県系人がサンパウロに集まり、盛大な記念式典・祝賀会となりました。

9.jpgWUBとの調印式 左側:砂川学長 右側:佐久田会長

 帰国当日の8月5日(土)午後に、砂川学長は数千人が参加した「第19回沖縄フェスティバル」の会場で行われた沖縄移民に関するワークショップに登壇し、本学沖縄ディアスポラセンターを設立した経緯、目的及び将来の展望について詳しく説明しました。数十人の来場者は熱心に耳を傾けました。最後に砂川学長から本学大学院国際文化研究科とディアスポラセンターの設置に多くの寄付をしてくださいましたボブ仲宗根さんに感謝状を贈呈しました。

10.jpg沖縄フェスティバル:沖縄移民に関するワークショップ

 実質4泊5日間の現地滞在で、サンパウロ県人会の大城ケンジさん、比嘉テツオさん、ロンドリーナ県人会の城間ルイ会長をはじめとするロンドリーナ県人会の皆様、ロンドリーナ州立総合大学関係者の皆さま、佐久田トニーWUB会長、国吉真理子WUB事務局長を始めとするWUB関係者の皆さまのお力添えにより、すべての出張目的をうまく果たすことができました。大変お世話になりました。

この場を借りて、衷心よりお礼申し上げます。

イッぺー・ニフェー・デービル!

ムイトウ・オブリガード!

報告: 国際交流課長 中山 登偉
2023年8月23日 

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