沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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平成29年度海外スタディツアーを実施

掲載日:2018年6月18日お知らせ , 受験生向け , 在学生向け , 学事報告

 平成29年度海外スタディツアー(集中講義)を中国、シンガポールの2コースで実施しました。今回は前回の中国コースに加えて、あらたにシンガポールコースを設置し、両コース合計31人の学生が参加しました。中国は南開大学、シンガポールは南洋理工大学を訪問し、日本語を学習している学生と交流し、お互いの文化を紹介し合いました。現地での調査、国際交流、フィールドワークを通して、参加した学生にとっては多元的な価値観を肌で感じる良い機会となりました。


報告:山城 智史(リベラルアーツ機構 上級准教授)

日程:平成30年3月24日~29日

引率教員
<中国コース>
山城 智史(リベラルアーツ機構 上級准教授)/賀 南(リベラルアーツ機構 上級准教授)/玉城 将(スポーツ健康学科 准教授)

<シンガポールコース>
タン・エンハイ(リベラルアーツ機構 准教授)/玉城 本生(リベラルアーツ機構 助教)/横川 裕美子(看護学科 教授)

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【参加学生の声】
<中国コース>
「多くの国に足を運びたい」
玉城奈津(国際学群2年次、沖縄県立名護商工高校出身)
 
私は今回、海外スタディツアーに参加し、情報と現実のギャップを感じました。渡航前は、テレビやネットで見る中国人のイメージは冷たくて、あまり良くありませんでした。しかし、南開大学の学生との交流では、日本語を学び始めてまだ一年も経っていないのに、一生懸命に日本語や英語を使って私たちとコミュニケーションをとってくれました。彼らの語学に対する姿勢は、良い刺激になりました。
 また、南開大学では学食の支払いがすべて電子化されていて、戸惑っている私を中国人の学生が通訳して助けてくれたこともありました。海外スタディツアーに参加し、渡航前のイメージが良い意味で覆されました。今後、他にも多くの国に足を運び、その国の良いところを見つけていきたいと思います。

「中国語で沖縄の紹介をしたい」
濱元信希(国際学群2年次、沖縄県立浦添高校出身)

 天津市は1,700万人、北京市は2,500万人の人口を抱える大都市で、建物や道路、街そのものにスケールの大きさを感じました。元々、私はメディアの影響もあってか、中国に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、南開大学の学生と交流した際、彼らの話す日本語は本当に流暢で、何よりも私たちにとても優しく接してくれました。 
 また、プレゼンテーションの際には、彼らは間違いを恐れずに日本語を一生懸命に話してくれました。滞在中、ずっと日本語を話していた私は、彼らの積極的に外国語を習得する姿に刺激を受けました。今後、中国語を身につけ、中国の友人たちに中国語で沖縄の紹介をしたいです。

「常にチャレンジしていきたい」
阿波根直汰(国際学群2年次、沖縄県立浦添高校出身)

 今回、海外スタディツアーで中国に行って本当に貴重な経験をしました。中国という国は、国土も人口も日本とは規模が異なり、全てのスケールが大きいです。現地では「こんなのありえない」と思うことも多々あり、自分の常識が常識ではなくなる瞬間がたくさんありました。「人は移動距離に比例して成長する」という言葉があるように、海外などいろんな場所に行くことで、様々な価値観に触れ、実際に経験することができ、自分の成長につながると思います。大学に入学してから、興味があるものはとにかく何でもやってみると決めていて、今回の海外スタディツアーも「とりあえずやってみよう」という思いで参加しました。そして、本当に参加してよかったと感じています。このスタディツアーの経験を活かして、これからも興味を持ったことに常にチャレンジし続けていきます。

「先入観に捉われない柔軟な思考を身につけて」
菅原優樹(国際学群2年次、岩手県立大船渡高校出身)
 私は、渡航前の中国に対して「公衆衛生が整っていないのだろう」、「経済大国とは言っても、日本より進んでいないのだろう」などと勝手なイメージを持っていました。しかし、実際は公衆衛生面ではたしかに日本の方が進んでいたにせよ、道路環境や大学内の学食の購入システム、レンタルバイクの導入など経済面において、日本よりもはるかに進んでいると感じました。固定概念というものは存在するものですが、それを打開した時に一気に視野が広がります。私は今回のスタディツアーが初めての海外渡航でしたが、現地をよく知る先生方がいることで安心感もあり、本当に多くの刺激を受けました。何より一緒に参加した友人らと助け合い協力することによって、この海外スタディツアーを充実させることができ、先入観に捉われない柔軟な思考を身につけることができました。今後もより多くの方々が参加されることを祈っています。


「偏ったイメージが大きく変化」
石川奈美(国際学群2年次、沖縄県立向陽高校出身)
 私は、海外スタディツアーで貴重な体験や交流をすることができました。まず、渡航前後で私の中国人に対するイメージが大きく変わりました。私の中国人に対する最初のイメージは、周りを気にしない、冷たいなど、良いイメージがありませんでしたが、現地の人との交流を通して優しさを感じ、偏ったイメージだったことに気づきました。
 また、私が印象に残っていることはセキリュティーの厳しさです。鉄道や博物館では、必ず身体チェックや手荷物チェックをする必要がありました。日本とは異なる点だったため、強く印象に残っています。
 これらは、実際に現地に行かなければ気づけなかったことなので、スタディツアーに参加することができて良かったです。

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世界遺産-故宮博物館

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中国伝統文化-切り絵

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天津-古文化街

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南開大学外国語学院日本語学科の学生と交流

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南開大学漢語言文化学院

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【参加学生の声】
<シンガポールコース>
「日本の文化に改めて目を向けるきっかけに」
池原愛麗(国際文化専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)

 今回シンガポールへのスタディツアーを通して、文化の違いを超えて共存している多国籍文化を体感することができました。私たち日本人は島国ということもあり、習慣や文化の中に共通の意識があると思います。しかし、シンガポールは国籍や人種が異なる人々が一緒に生活をしているため、宗教や文化の違いが民族ごとに異なることが当たり前にあります。日本との文化や習慣の違いを間近で体感することで、本やネットで調べるよりも、さらに深く理解することができました。
 このスタディツアーは、日本の文化に改めて目を向けるきっかけにもなり、これから日本がどうあるべきか、自分がどう変わるべきなのかを考えさせられた有意義な機会になりました。

「個人での海外渡航を視野に」
國吉日彩(国際文化専攻3年次、沖縄県立糸満高校出身)

 この授業を通して、アジア上位の大学訪問など普段の観光旅行では体験できないことや、マーライオンパークなどの主要観光地を巡ることができました。わずか1週間のプログラムで非常に濃い時間を過ごすことができました。シンガポールの料理は、日本と同じ名前でも違う料理や、日本では絶対に味わうことができないような味付けがあり印象的でした。さらに、シンガポールには温かい方々が多くいらっしゃいました。私が行ったインタビュー調査では、多くの方がとても快く答えてくれました。このプログラムで次回は海外へ一人でも行けるように、さまざまなレクチャー等をして頂きました。個人での海外渡航に繋がるものになった、非常に価値のある授業でした。

「責任感と統率力の大切さを実感」
高良日菜(経営専攻3年次、沖縄県立向陽高校出身)

 海外スタディツアーの中で、シンガポールの教育をメインに現地調査を行いました。実際に現地の小学校にも訪問することができ、シンガポールの初等教育について様々なことを学ぶことができました。そのグループ調査において私はリーダーを務めさせてもらい、調査結果以外にもリーダーとしての役割も学ぶこともできました。自由行動では引率教員と連絡を取り合いながら、常にメンバーの安全を確認し、計画的に行動することで責任感と統率力の大切さを感じました。この海外スタディツアーを通して貴重な体験ができ、改めて参加して良かったと思いました。とても楽しい時間をみんなと共有できたことは大学生活の中でも大きな思い出です。

「外国語習得に対するモチベーションが上がりました」
南山ひかり(語学教育専攻3年次、岩手県立盛岡第四高校出身)

 スタディツアーを通してシンガポールの観光地を巡るだけでなく、現地の学校訪問や学生との交流といった普段の旅行では味わうことのできない貴重な経験ができました。多国籍国家であるため、シンガポールではいろいろな国の文化が共存していて、1つの国にいながら多様な文化を体験しました。海外へ行くことは自分の英語力を試す良いチャンスであり、英語力を伸ばそうという自分のモチベーションを上げることにも繋がりました。スタディツアーでかけがえのない素敵な仲間に出会うことができ、素敵な思い出をみんなと作れたので、参加して良かったです。

「自分自身で考え、行動する」
木下咲(国際学群2年次、長野県飯田風越高校出身)

 私は、高校生の時、2週間語学研修でオーストラリアに行ったのがきっかけで、外国の文化や言語を知ること、自分の目や耳で外国を感じることに興味を持ち始めました。そこで、このプログラムへの参加を決意しました。このプログラムでは、シンガポールをツアー=観光することはもちろん、スタディ=勉強、学びという部分に着目している部分が、旅行とは違い新鮮な気持ちで学ぶことができました。現地の大学訪問や小学生へのインタビューは、現地に行かないとわからない、情報を得ることができ、まさにスタディツアーだと強く感じました。また、学年も学科も違う初めての仲間と、慣れない土地で過ごしながら学習を深めるという経験の中で、自分自身で考え、相手を思いやり、行動することの重要さを改めて感じました。

「もっと自分の知らないことを経験したい」
吉田涼(スポーツ健康学科2年次、東京都立昭和高校出身)

 大学の授業で海外に旅行ができて単位も貰えるなんて、という軽い気持ちで応募したのが始まりでした。このスタディツアーを通して現地での経験や新しく得た知識、なにより一緒行ったメンバーたちとの出会いが自分にとってかけがえのないものになりました。
 見たことのない景色、聞いたことのない言葉、いままで知らなかった歴史や文化に触れることで、新鮮な気持ちでもっと色々なこと知りたいと思えるようになりました。以前は日本以外のことに興味を持つことはありませんでしたが、もっと自分の知らないことを見て学んで体験したいと思うようになりました。大学在学中に、また海外に行きたいと思えるきっかけになるいい授業でした。

アートサイエンスミュージアムでの一コマ

シンガポールリバー桟橋にて

シンガポール国立博物館にて

マーライオンパークにて(マリーナベイサンズをバックに)

国立教育大学(南洋理工大学内)にて

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那覇空港-みんな無事に帰国!(中国コース、シンガポールコース)

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