沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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ロシア人学生との国際交流会を開催

掲載日:2017年10月13日お知らせ

 去る9月27日「学生間国際交流会 with ウラジオストクin 名桜大学」と称してSAKURAUM 6FスカイホールBにて本学学生とロシア人学生との交流会を開催いたしました。これは沖縄観光コンベンションビューローが推進する沖縄教育旅行推進事業の一環で、海外から来沖した学生との国際交流を通して相互理解を深めると同時に、沖縄県の独自性を海外へアピールすることを目的に実施されているプロジェクトです。
 交流会冒頭で木村堅一リベラルアーツ機構長から、この事業を通して「『いちゃりばちょーでー』を実現すべく交流を深めてください」という歓迎の言葉がありました。交流会ではロシア人学生(International School "Development" UNESCO Associated School-学生10人、引率教員1人、校長先生1人)と名桜大学の学生らがお互いの国、文化、学校等をプレゼンテーションし合い、レクリエーションやキャンパスツアーなどで交流を深めました。
 以下参加学生の声です。
玉城本生 リベラルアーツ機構 外国語教育 英語担当
比嘉友梨子(国際学群2年次、沖縄県立本部高校出身)
 ロシア人学生との交流会を通して、これまでよりも世界に対する価値観や視野を広げることができました。プレゼンテーションでは、やんばるについて発表し、改めて地元の歴史を学ぶことができた良い機会になりました。また、英語でのプレゼンテーションでは、アカデミック英語基礎などの講義で培ったプレゼンテーション力を実践することができました。今回の交流により、ロシアの国民性や学校でのイベント、そしてロシア人学生が捉える世界の見方などを学ぶことができました。その中で、様々な考え方を発見できたことによって、交流する以前より視野を広げることができたと思います。そして、お互いの価値観を尊重し合い、柔軟性を持つことが国際交流をする上で重要だと感じました。今回の交流を一度きりにするのではなく、これからも積極的に国際交流を続けていきたいです。
長嶺江里菜(国際学群2年次、沖縄県立本部高校出身)
 私は、「沖縄の文化やうちなーんちゅについて」と「名桜大学について」のプレゼンテーションを担当しました。アイスブレイクでは、ロシア人学生と一対一で英語を使って自己紹介や会話をしました。私はロシア人との交流は今回が初めてで、ロシア人は堅い性格というイメージをもっていましたが、向こうから話しかけてくれたり、アイスブレイクの際に積極的に質問してくれたりするなどと、交流する前のイメージとは全く違いました。今回の交流会で、ロシアに対する理解が深まりました。
門上友美(国際学群2年次、青森県立三沢高校出身)
 私は今回の交流会を通して、たくさんのことを学ぶことができました。特に英語能力の違いと国際交流をする意義です。今回交流を持ったロシア人学生は、小学生から高校生までの私たちより年下の人たちでしたが、英語での会話やプレゼンテーションの様子から、本学参加学生との英語力の差を実感しました。このことから自分の英語学習に対する意欲向上に繋げることができました。また、国民性や学習環境、文化の違いを実感でき、これからの国際交流への意欲にもつなげることができました。これからも積極的にさまざまな国の人たちと交流して、自らの英語力の向上や異文化に対する興味関心を高めるきっかけにしていきたいと思います。
宮木彩乃(国際学群2年次、岐阜県・中京学院大学付属中京高校出身)
 今回私たちはこのロシアとの交流会を通して様々なことを感じました。まず、交流したロシア人学生は日本でいうと小学生から高校生の年代でしたが、英語での日常会話が可能であり、第二言語として英語を習得している様子がうかがえました。日本との英語学習能力の差を実感し、これからの自分の英語学習に対する意欲向上に繋げる良いきっかけになりました。そして、名桜大学の授業の一環として取り入れられているアカデミック英語の重要性を改めて実感することができました。
 今回の交流会では、アカデミック英語基礎で学んだ文章構成の方法やプレゼンテーションの仕方を取り入れながら発表をすることができ、学習成果を発揮する良い機会となりました。最後にこのような国際的な交流会を通して、国民性や学習環境の違いだけでなく、自分の英語力などを客観的に見つめ直すことができました。これからもこのような交流会に積極的に参加していきたいと思います。
比嘉彩乃(国際学群2年次、沖縄県立北部農林高校出身)
 ロシアから訪れた学生との交流会を通して、ロシアという国に興味を持ったことが一番の収穫でした。実際に交流を通して、ロシアでは英語が初等教育で行われていたことと国民性ともいえるのか、どこか落ち着いた雰囲気を感じられたことの2つが印象的です。ロシアという国に比べると、沖縄はとても小さい地域だと思います。今回の交流を通して、私自身、ロシアとはどういう国なのか興味を持ったように、ロシア人学生にも、沖縄という地域に興味を持っていただけると嬉しく思います。沖縄の大学で学んでいる一人の学生として、今後もこのような活動に積極的に参加し、たくさんの人との交流を通して、相互理解を深め合っていきたいと思います。
仲村由衣(看護学科2年次、沖縄県立首里高校出身)
 これまで私は、ロシア人のほとんどが第二言語として英語を流暢に使いこなしているイメージを持っていましたが、日本人同様、英語を外国語として学んでいることを初めて知ることができました。中には少ししか英語を話せない学生もいたことに驚きましたが、そこにはその学生と私との間に大きな違いがあることに気づきました。それは、"積極的に英語を喋ろうとしているか"です。私は、自分が話す英語が間違っていないか、片言の英語を話すのが恥ずかしいという気持ちが先にたち、積極的に話すことに躊躇してしまいます。しかし、今回出会ったロシア人学生は積極的に英語を使い、真剣に私の話を聞いてくれました。この経験から、英語習得を目指すうえで、積極的に話すことはとても大切なことだと学ぶことができました。
堀之内裕一(国際学群1年次、鹿児島県立鹿児島南高校出身)
 私は今回、先生から声をかけていただき、交流会に参加しました。ロシア人学生とコミュニケーションを図り、本学の先輩方がプレゼンテーションをする場を直接目の当たりにできたのは、将来国際協力関係の仕事に就きたい私にとって、とてもよい刺激になりました。
ロシア人学生は、小学校からグローバルな人材になるための下積みをしてきていることがとてもよく伝わり、尊敬の念と同時に負けてられないという意識を強く持ちました。そして、本学の先輩方のプレゼンを見ていて、学年がひとつ上なだけとは思えないほどの英語力に驚きと誇りを感じました。私も来年の今頃には英語で気持ちを込めたプレゼンテーションができるようにスキルアップを図り、今回の先輩方のようなカッコいいグローバルな人材を目指します。
キャンパスツアーで図書館を案内する長嶺さん(左) 英語で自己紹介をする堀之内さん(左)
ロシア人学生による学校紹介 和やかに交流会を終えた参加者一同

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