沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

最新情報

平成28年度 第2回 高齢者・在宅ケア情報交換会

掲載日:2016年7月25日お知らせ , 学事報告 , 看護学科

平成28年度 第2回(通算20回) 高齢者・在宅ケア情報交換会
「レビー小体型認知症についての講話と事例検討」 
 この会は、高齢者ケアの質、特に沖縄県北部地域に特化したケアはあるのかなど、あらゆる角度から情報交換を行い、より良い高齢者・在宅ケアについて示唆を得ることを目的として行っています。
 平成28年度「高齢者・在宅ケア情報交換会」第2回目が7月16日(土)に本学看護学科棟にて行われました。今回は、もとぶ記念病院の副院長・認知症サポート医の古謝淳先生をお招きし、レビー小体型認知症の疾患の特徴と診断や治療、その対応について講話していただきました。参加者は、病院看護師、デイサービス職員、グループホーム職員、地域包括支援センター職員、高齢者施設職員、居宅介護支援事業所ケアマネージャーなど計33人で、多種多様な施設から多くの参加がありました。
 レビー小体型認知症は、パーキンソン病の前傾姿勢や振戦などの運動障害、幻覚や錯覚などの症状や自律神経症状などが特徴的にみられ、それに対して最も悪い状態のときに合わせることや家族への支援の方法など、対象者含め家族の対応について事例を交えながら説明していただきました。事例をもとに参加者へ質問を投げかける参画型の講話はとても勉強となるものでした。講話後、古謝先生へ参加者から困っているケースや疑問などを出してもらう質疑応答の時間を設けました。参加者からは、レビー小体型認知症の利用者のBPSDへの対応やレビー小体型認知症とパーキンソン病の関係、認知症診断のタイミング、認知症のセカンドオピニオンの是非など様々な疑問が出され、参加者各々にとって対象者へのより良いケアを考える機会となっていました。    
 参加者は、「レビー小体型認知症の特徴や症状を知ることができたのと、他の施設の情報を聞くこともできたので良かった」、「基本的な疾患に関する知識を持つことでケアにつながることを再認識できました」、「いろいろと勉強になり、やはり『一人ひとり』のケアが大切だと思いました」、「今日は専門職向けの内容だったので、とても勉強になりました」などの好評をいただきました。今回のような認知症についての勉強会と事例検討、また参加者の希望から看取りについての事例検討や発達障害についての講話も今後、企画・検討していけたらと思います。  
 次回は9月17日(土)14時~16時NPO法人浅茅の里にて施設見学と施設での取り組みを紹介していただく予定です。皆さまの参加をお待ちしています。
       高齢者在宅看護領域:吉岡萌 永田美和子 佐久川政吉 佐和田重信 安仁屋優子

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要となります。お持ちでない方はAdobeよりAdobe Readerをダウンロードしインストールしてご利用ください。
掲載されている内容、お問合せ先、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また掲載されている計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。

Share!

ページトップへ