沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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H26年度 第4回高齢者・在宅ケア情報交換会の報告

掲載日:2014年12月4日お知らせ , 教育・研究活動レポート , 看護学科


平成25年度から開始した高齢者・在宅ケア情報交換会も本年度は第4回(昨年からの通算9回)をむかえました。今回は11月22日(土)に名護市の東海岸に位置する二見の里デイサービスセンターで開催致しました。参加者はグループホームのケアマネジャー及び職員、デイサービスセンターの管理者及び職員、居宅介護支援事業所のケアマネジャー、学部生等々、居宅サービス事業者も様々で多くの方に参加していただきました。

二見の里デイサービスセンターは「地域は屋根のない家族~ひとり一人がつくる助け合い~」を理念に掲げ、まさしく地域にいかされ・地域とともに歩む、誰もが支え合い、助け合うケアを実践されていました。その取組の一つとして、2か月に1回、地元の食材をふんだんに活かした「行事食」を取り入れています。今回も「行事食」をいただきながら参加者と情報交換をしました。お品書きも利用者の手書きで温かさを感じながらの食事で美味しく楽しくいただきました。情報交換では二見の里デイサービスセンターの事業紹介に加えて、災害時地域非難対策として各区と協力の中で、①災害時には、在宅介護支援センターを中心として、地域の避難の受け入れ先としてデイサービスを解放していること、②区と合同で災害時避難訓練を実施し、自主防災組織の結成を支援することにより、地域支え合い体制づくりを目指していることなど、自主避難体制の仕組み作りの紹介がありました。災害時に在宅酸素療法をしている方への酸素ボンベの補充への課題や公民館のみでの非難では、認知症の方への対応や夜間不眠への対応など個々人に応じた対応への限界があることが分かり、行政との連携のもとで支援する必要性を実感しました。また、災害時の受け入れや避難訓練を通して、地域での一人暮らしの高齢者や認知症の方の生活の実態等が把握でき、より地域に密着したケアのあり方について示唆を得ることができました。それぞれの職場で災害時対策を見直す良い機会になりました。さらに、二見の里デイサービスセンターで特に力を入れている「パワーリハビリ」について紹介していただき、参加者もトレーニング機器やリラクゼーション機器で普段鈍っている身体を動かしたり、マッサージをしたり、癒されとても有意義な情報交換会でした。

次回は、平成27年1月24日(土)14:00~16:00、場所はグループホームかるすとで予定しています。内容については時期が近づきましたら、またご周知致します。今回参加できなかった多様な職種の方々の参加をお待ちしております。

主催:看護実践教育研究センター

高齢者在宅看護領域:稲垣絹代 永田美和子 佐和田重信 八木澤良子 吉岡萌


 

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