砂川昌範｜研究者｜研究者総覧・シーズ集

砂川昌範Sunagawa Masanori

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主な担当科目（学部）

主な担当科目（博士後期課程）

主な研究テーマ

　血液生理学：怪我をすると出血するが血小板や血液中の凝固因子により血が固まり（血液凝固）出血が止まります（止血といいます）。血の塊りがあると血液の流れが悪くなるので、しばらくするとそれを溶かすための蛋白分解酵素（線溶系酵素）が働き、血液が流れやすくなります。この線溶系の仕組みについて血管の細胞（血管内皮細胞）がどのような役割をしているかを調べています。
　イオンチャネル学：心臓が拍動したり血管が縮んだりするのは、ナトリウムイオン、カルシウムイオンさらにカリウムイオンが細胞を出入りすることで生じます。イオンが細胞に出入りする通路をチャネルと呼びます。カルシウムを通すイオンチャネルを調べるために微小な電極を使い観察し、様々な薬をはじめとする物質の影響について調べています。

支援可能な内容・領域

メッセージ

現在の研究テーマ（専門分野）を志した理由・きっかけを教えてください。
　大学院進学のきっかけは、医学部バスケットボール部顧問を慕って臨床医になる前に基礎的研究を学ぼうと思ったからです。ただ漠然と「病は気から」を医学的に証明できないかと思っていました。当初はアレルギー研究を先輩研究者と行っていましたが、途中からは血液生理学、特に線溶系のメカニズムの研究を行いました。博士号取得後、オハイオ州立の大学に留学し、血管平滑筋について研究を行いました。現在は、血管に関連する収縮機構や血液凝固線溶について調べています。

プロフィールを教えてください。
　琉球大学大学院医学研究科形態機能系専攻(博士課程)修了。沖縄県宮古島市出身で、中学と高校は熊本マリスト学園で6年間寮生活を送りました。医学部時代は、バスケ部と地域医療研究会に属していました。大学院を修了し、25年間に亘り医学部教員として働いたのち、名桜大学看護学科教員となりました。北部に住むようになり、週末はやんばるの森をフィールドにして登山や渓流登りなどでストレス解消しています。

自身の職業経験について
　大学で研究者として毎日夜遅くまで実験をする日々でした。研究成果を国内や海外の学会で発表するために色々な場所に行けるのはとても楽しいです。また、自分の名前のある論文を世の中に発表することで達成感を得られます。また一方で医師でもあるので、病院で当直したり、外来診療したりすることから研究のヒントを得ることもあり、実践と理論を同時に行えるのがとても楽しく感じます。

受験生の皆さんへのメッセージ
　名桜大学は自然豊かな沖縄本島北部にあり、自然豊かで沖縄の文化の薫りがします。合言葉は「世界で活躍できる国際的教養人になろう！」です。沖縄は歴史的にみると、琉球王朝時代は東南アジアと交易が盛んであり、明治以降はハワイ、ブラジル、ペルーなどに渡った多くの移民がおります。世界のウチナーンチュのネットワークを大切にし、名桜大学は海外での学びを大切にしていきます。ここから世界に羽ばたいてください。

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