濱本想子｜研究者｜研究者総覧・シーズ集

濱本想子Hamamoto Aiko

プロフィール

職階

学位

専門

メールアドレス

主な担当科目（学部）

主な担当科目（修士課程・博士前期課程）

主な研究テーマ

学外の活動（高大接続・地域貢献活動等）

支援可能な内容・領域

メッセージ

現在の研究テーマ（専門分野）を志した理由・きっかけを教えてください。
　保健体育の先生が大好きだった私は、教師になろうと教育学部に進学しました。そこで体育科教育学や保健科教育学という学問に触れて、運動やスポーツが得意なだけでは授業ができないと痛感しました。学問の視点から保健体育を学び、教師としての力量と授業の質を高めるため大学院に進学しました。そこではたくさんの魅力的な保健体育の先生に出会い、素晴らしい授業風景を見ました。こういう先生や授業が増えたら日本全体がより良くなると考え、博士課程へも進学し、教科教育（保健体育）と教師教育を専門とする研究者になりました。

プロフィールを教えてください。
　広島生まれ広島育ちです。教育を学び剣道の修錬を積むために広島大学に進学しました。学部生の頃は剣道に明け暮れていましたが、保健体育の先生として力をつけるために修士課程（2年）に進学して専修免許を取得しました。しかし、途中で”先生を教える先生”の魅力と研究の面白さに気づき、博士課程（3年）に進学し大学教員を目指すことになりました。院生時代には、自分の勉強や研究はもちろん、講師として中学生や高校生の保健体育授業を担当したり、大学生やジュニアの剣道のコーチをしたり、広島大学教育ヴィジョン研究センター（EVRI）で教育研究推進員として働いたりと、教育・研究活動に明け暮れました。そして現在は、大学教員として初めての着任校となる名桜大学で勤務させていただいております。好きなことを追求し、学生と共に学び続けることのできる環境にとても幸せを感じています。

自身の職業経験について
【学校現場の講師を経験してよかったこと】
　どれだけ保健体育や教師教育について勉強しても、”教室”では学んだ理論が通じないこともあれば、理論を超えるような奇跡的な出来事に出会うこともあります。学校現場で講師経験を積ませていただいたことで、1人1人の子どもたちに寄り添い、向き合うことの大切さとそのやりがいを感じることができました。この経験のおかげで、大学教員となった今も学校の”教室”や”子どもたち”、そして”先生”のことを中心に考えながら教員養成にも研究にも取り組んでいきたいと思うことができています。
【現在の研究をしてよかったこと】
　現在は主に、”保健体育教員志望学生のテクノロジーを使って授業を行うために必要な知識の発達”に関して研究を行っています。この知識には、子どものこと、保健体育の内容のこと、そして教え方やテクノロジー（アナログ技術やICTなどのデジタル技術のこと）を使った教え方に関する知識が含まれていて、とても複雑なものです。先生たちはこの複雑な知識を使って授業をしている教育のプロフェッショナルなのですが、それを学生にいかに獲得させるか、よりよりものへと発達させれられるかについて探求しています。この知識はテストなどで簡単に測れるものでもないので調査が難しいですが、研究を通して学生の成長を知識の点から検証できる点はとても面白いです。保健体育科教員養成を発展させ、より良い保健体育教師を育てられるようこれからも研究に励みたいと思っています。

受験生の皆さんへのメッセージ
　保健体育の先生をめざすなら「好きこそものの上手なれ」で、あなたが好きなことにどんどんチェレンジして探究して、健康や運動、スポーツなどの経験値と引きだしを積極的に蓄積してほしいです。保健体育の先生のスキルは、人を見る目にも表れます。コミュニケーションによって人を知り、たくさんの人と積極的に関わることも大事です。そして今のうちに、生徒として保健や体育の授業で先生の教え方や行動を観察してみてください。大学で幅広い分野を科学的に学ぶ下地になるでしょう。
自分の魅力を磨いたり、新たな魅力を見つけたり、さらには人の魅力をも磨く力をつけることができるのが大学です。受験は大変かもしれませんが、今の努力はきっとあなたの世界を広げる力になるでしょう。反省はあっても後悔はないよう、今を全力で頑張ってください！

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