いのちに向き合い、女子力(人間力)upに繋げる
島田 友子(人間健康学部 看護学科 教授)
看護学(女性、助産分野)が私の専門分野です。不法就労中に日本で出産をする女性や、若年出産の高校生との遭遇など"驚き"をベースに、「いのちと女性の健康」を支援する研究をおこなっています。
最近の研究の取り組み①は、小中学生を対象に実施した「いのちの学習」の効果や課題を論文にまとめています。「いのちの学習」は、かけがえのないいのちの大切さや素晴らしさを実感し共有することで、自分自身の存在を肯定できるようになることをめざす教育的試みです。子どもたちに身体のことを伝えるために、ダンボールや布を創作したり、一緒にゲームをしながらのふれあいは新鮮で楽しく、研究者も元気になれる源泉です(写真参照)。「自分を支えてくれた人達に感謝して、お母さんやお父さんにもありがとうを伝えたい」という子どもたちの珠玉の言葉は心に温かく響きます。
研究の取り組み②は、妊産褥婦の健康支援活動です。3歳児健診で母子に調査した結果、QOLの低い母親のお子様は絵の描画率や身体への関心が低いという関係性が認められ、その研究をベースに妊産褥婦の健康支援に取り組んでいます。楽しい育児の中で、もしかしてSOSを発信しているお母様がいるかもしれませんし、自己肯定感を高めて女子力upに繋がると考え学生とともに「手作りを楽しもう会」の場を設けました。参加者は、短い時間で手作りを仕上げると満足感が高まり、気楽にお話もできて終始笑顔です。また、手作りグッズを素敵にgrade upさせ「こんなのを作りましたー!」と教えてくれたり、メール相談があったりと、相乗効果が育まれます。大学には4月に着任して、名護でも支援活動を学生の方と楽しみながら開始したいと模索しています。まずは、沖縄を満喫しながらstartしましょう。
2015年1月
小腸の中を通るイメージ冒険です! 乳児と中学生のふれあい!
島田友子 (人間健康学部 看護学科 教授) 2~3週間に1回は、熊本阿蘇近くの家に帰るため沖縄満喫はこれからです。レシピサイトやbookを見て想像の扉を開きながら料理をするのが大好きです。ただ想像と現実の味には有意差が顕著に認められます。料理力upの研究が必要か。 |