沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

研究コラム(つながる、つなげる教員の輪)研究

言語は考える手段であり力である

与那 覇恵子/国際学群 国際文化教育研究学系/掲載日:2014年1月

言語は考える手段であり力である

与那覇恵子(国際学群 国際文化教育研究学系 教授)

 専門は英語科教育である。高校英語教師としての20年の経験を生かし、大学という新たな職場で、教育に加え研究の分野でも貢献できるよう努力してきた。初期の頃は、より良い教育実践方法を求め英検講師として行ってきた講演や英語教育達人セミナーでの実践報告、英語授業のビデオ教材作成など高校での経験を踏まえ、授業実践研究が多かった。「ディベートを英語教育に活かす」や"Introducing Okinawa Culture material in English Classes -Its significance and how and what to intro-duce-"(沖縄文化の教材への導入)等の論文タイトルがそれを示す。その後、名護市が英語教育特区となりイマージョン教育を模索したことで小学校英語教育に関わるようになり、小学校英語教育先進国の韓国を2度訪問し日韓比較の研究論文が続く。「英語村を通して見る韓国の英語教育」や"Investigating the problems of Japanese elementary school English education"(日本の小学校英語教育問題を考察する)で問題に迫り、"Elementary School English Education-Two Influential factors found in Japan and South Korea."(小学校英語教育:日韓比較における2つの重要要素)で日韓小学校英語教育の違いが文化的・政治社会的要素にあると指摘した。"A comparative textbook analysis-A junior high school English Language Textbook A and South Korean elementary school English Language Textbooks"(日本の中学校英語教科書と韓国の小学校英語教科書比較)"A comparative textbook analysis-South Korean English Textbooks and Eigo note ⅠⅡ."(日韓の小学校英語教科書比較)では教材の問題を取り上げ、"A Study on English proficiency of Japanese and Korean 6th graders."(日韓の小学生6年生の英語力比較)ではその結果としての両国の小学生の英語力を児童英検で比較した。現在は"Elementary School English Education and its Environmental Factors in U.S. occupied Okinawa 1945-1953"(米国占領下の沖縄における小学校英語教育とその環境因子)を執筆中だが、歴史に学んでいる。

2014年1月

 
「ハワイでの学会発表にて」

与那覇恵子(国際学群 国際文化教育研究学系 教授)

 語学教育専攻。沖縄県那覇市出身だが両親とも山原出身で名護に親戚が多い。「口から先に生まれた」程のおしゃべりという特技を生かしたオーラル・コミュニケーション、ディベート、通訳の授業が担当できることはまさに喜び。考える手段としての言語は、視野を広げ世界を広げるパワーを持っていることを学生と共に実感し続けたい。(結構お茶目です)

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