令和6年度後学期に開講されたスポーツ健康学科の専門教育科目である「コーチング演習」(担当:石橋千征・仲田好邦)にて、AI技術を活用したコーチング実践を行いました。
本講義では、スポーツ科学に関する基礎理論をもとに指導現場におけるコーチングスキルの獲得を目指し実践を通じて学びます。昨今、様々な分野で生成AIという強力なツールが導入されています。そこで、AI技術を活かしたコーチングを実践し学びを深化するために講義に導入しました。実践には、ソフトバンク株式会社が提供しているスマートフォンやタブレットを使用して練習をサポートするアプリ「スマートコーチ」と「AIスマートコーチ」を用いました。講義時間内では学生同士でコーチングしあい、講義時間外では沖縄県の離島にある久米島町のミニバスケットボールチーム「仲里U12」を対象に遠隔コーチングを実践しました。
講義内で「AIスマートコーチ」を使用して、ウェイトリフティングのスナッチをコーチング実践した学生によると、「コーチがお手本動画を撮影しておき、その動画と選手の実際の動画を簡単に比較することが出来ました。フォームの類似度が数字で見えることで、選手の目標設定やふりかえりに役立つと思います」と感想を述べていました。また、講義時間外で「スマートコーチ」を使用し、バスケットボールのドリブルのお手本動画を撮影した学生は、「小学生のお手本になること、とても緊張しました。日々の練習内でビデオを見ながら練習しているとお聞きし、コーチとしてのモチベーションもあがりました」と述べていました。今後はAIが生成したお手本との比較による目標設定や生成AIによる動機づけが可能になることで、さらなるDXコーチングの実践を本講義で提供できたらと考えています。
名桜大学は、ソフトバンク株式会社と持続可能な地域振興に向けた産学連携に関する協定を締結しています。その一環として「コーチング演習」での実践を通じて、離島地域の課題解決に参画しました。今後もスポーツを通じて健康寿命延伸に寄与できる健康支援人材を育成できたらと思っています。
報告:石橋 千征(スポーツ健康学科 准教授)
AI技術を活用したコーチング実践の様子
お手本動画の一例