令和7(2025)年3月11日(火)、本学学生会館サクラウム4階アクティブラーニングスペースにて、質保証ワークショップ(14:00~17:00)が開催されました。
本ワークショップは、大学における内部質保証の実質化に資することを目指し、今年度、一般財団法人大学教育質保証・評価センターが試行する取組みの一環として行われました。単に評価機関が定める基準への適合状況を確認するだけでなく、大学の現状や課題に基づいて対話を行うことで、今後の取組みにつなげることを目的としています。また、この取組みは、7年を周期とする認証評価とあわせて、継続的に大学と関わる「伴走型」評価の取組みとして実現していくことを目指しています。
出席者の紹介の後、前回の認証評価受審の時に指摘された事項の確認や意見交換を皮切りに、教学マネジメントの視点から、本学の教育研究の水準向上に関する取組み(主に基準2)について議論が行われました。本学の担当者が現状と課題、改善策について説明した後、岩野雅子氏(山口県立大学副学長)、佐々木民夫氏(評価事業幹事/岩手県立大学名誉教授)から、法令順守への対応のポイントや他大学の事例を踏まえた助言を頂き、本学の課題を整理する機会となりました。特に内部質保証の体制と運営に関して、「法人評価と認証評価の区別の明確化」や「体制図の見直し」等の必要性が指摘されました。
令和8(2026)年度に認証評価を控えている本学にとって、このタイミングでのワークショップの開催は、とても有益な情報共有の場となり、具体的な改善方針を検討する重要な機会となりました。
最後に、進行役の神菜月氏(事務局主任)から、「今回の質保証ワークショップを通じた一連のプロセスが、大学の教育研究の質保証の一助となることを期待しています」とのコメントがあり、終了となりました。
ワークショップの様子