令和7年1月26日(日)に、本学本館4階第1会議室にて「第29回ポルトガル語暗唱弁論大会」を実施致しました。学内で参加者を募集した結果、名桜大学のポルトガル語研究会に所属するメンバー5名がエントリーしました。今回は、予め配布されたポルトガル語の文章を暗記し、その暗唱における発音の正確さや手振り等の表現力を審査する「暗唱部門」に4名がエントリーし、2名が入賞しました。また参加者自身によって作文されたポルトガル語の文章を暗記し、その弁論における発音の正確さや手振り等の表現力、また弁論内容などを審査する「弁論部門」へのエントリーは1名のみだったため、入賞なしの特別スピーチのかたちで実施しました。
大会には沖縄ブラジル協会会長や名護市国際交流協会会長など外部からの来賓もあり、良い緊張感の中で進行されました。暗唱部門ではこの1年間でポルトガル語を学び、またブラジルからの留学生との交流を重ねてきた参加者たちによって白熱した大会となりました。また弁論部門では、ブラジルでの留学経験、そして帰国後もポルトガル語能力の研鑽に励んだ成果が反映された見事なスピーチが披露されました。審査は、同大会に長年携わってこられた住江淳司特任教授と、研究会顧問の長尾直洋准教授が担当しました。
かつて沖縄から多くの人々がブラジルへと渡り、現在でも沖縄とブラジルは深い絆で結ばれています。しかしながら、ブラジルの公用語であるポルトガル語の講義を県内で開講している大学は名桜大学のみです。本大会を通して、沖縄とブラジルとの繋がりをさらに深めてゆきたいと考えています。
報告:長尾 直洋(国際文化学科 准教授)
結果発表「暗唱部門」
名桜大学学長杯
受賞者:長井 千里(国際文化学科2年次、新潟県立柏崎高校出身)
沖縄ブラジル協会会長杯
受賞者:池田 葵(国際文化専攻3年次、熊本県立人吉高校出身)
暗唱大会の様子
名桜大学学長杯受賞者の長井さん
参加者・審査員・来賓一同