本年度は昨年度をこえ、国際文化教育研究学系(国際文化学科)の学生5名が、公立学校英語科教員採用候補者選考試験最終合格者(中村光実さん、山下弥桜さん、折原陽香さん、幸地利勇樹さん、Aさん<匿名希望>)となりました。また、複数の県の教員採用候補者選考試験最終合格者となった学生も2名(山下さん・折原さん)いました。さらに、1名が私立学校最終合格者(鈴木望愛さん)となりました。本当に「おめでとう!」、「よく『集中』し続けた!」と言いたいと思います。また、誇らしく思います。
この素晴らしい結果は、最終合格した皆さんの絶え間ない努力の賜物であります。本当に、よく頑張りました。この6人を含む国際文化教育研究学系の学生が切磋琢磨しながら、「集中」して採用試験対策に取り組み、最後まで「粘り抜いた」ことによるものです。
そして、高安美智子先生・新城敦先生等の北部教員養成講座の先生方、渡慶次正則先生・半嶺まどか先生等の英語教育を担当する先生方、教職科目を担当している先生方、教員養成支援センターや教職課程委員会の教職員の皆様、こうした多くの方々の熱心なご支援、ご指導の集大成がこの6名の最終合格だった、といってよいでしょう。この場を借りて、関係の教職員の皆様に、深く感謝致します。
報告:板山 勝樹(国際文化教育研究学系長・国際文化学科長)
合格者の声
■中村 光実さん(語学教育専攻4年次、熊本県・文徳高校出身)
教員採用試験合格に向けて、モチベーションを持ち続けることが大切だと思います。毎日勉強する中で日々分からないことにぶつかり、挫けそうになっていました。しかし、「教員になりたい」という強い意志を持ち続けることが日々の原動力になっていました。また、私は実際に教員として働いている周囲の方に話を聞きながら「教員として働く自分」を想像し、モチベーションを維持していました。
さらに、共に頑張る仲間の存在も大切だと思います。1人ではないという気持ちが心の支えになるだけでなく、もっと頑張ろうという意欲にも繋がっていました。
今回合格できたのは、名桜大学、北部教員養成講座の先生方の熱心なご指導や家族や友達の応援があったからです。心より感謝申し上げます。これから教員採用試験に挑む皆さんを心より応援しています。
■山下 弥桜さん(語学教育専攻4年次、島根県立隠岐島前高校出身)
教員採用試験に向けての勉強は、時に逃げ出したい時もありましたが、共に勉強に励む友人と一緒に取り組むことで、不安を共有したり、息抜きをすることで振り返ると、楽しみながら乗り越えることができました。これから受験する方もいると思いますが、自分を追い詰めすぎず、「きっとどうにかなる」と気楽な気持ちも持っておくことで、力を出し切れると思います。
また、今回の受験にあたり、北部教員養成講座の先生方、名桜大学の先生方にはとても熱心にご指導いただきました。心より感謝いたします。
■折原 陽香さん(科目等履修生、福島県立磐城桜が丘高校出身)
今年度、福島県教員採用試験に合格しました。名桜大学、北部教員養成講座の先生方には手厚くサポートしていただきましたこと、心より感謝いたします。共に教員を目指し頑張る仲間の姿があることがとても励みになりましたし、大学の講義では、様々な意見に触れることで、自分はどのような教員になりたいのか再認識することができました。合格に向けての勉強法としては、しっかりと学習内容を理解し、自分の言葉で説明できるまで勉強し続けることを意識しました。来年度から、教員として働く予定ですが、まだまだ学び続けていきたいと思います。一緒に頑張りましょう。
■幸地 利勇樹さん(語学教育専攻4年次、沖縄県立名護高校出身)
今回、沖縄県教員採用試験に合格できたのは、日々ご指導いただいた北部教員養成講座の先生方、1年次から教職課程で講義を担当してくださった先生方、そしてゼミ担当の半嶺先生のおかげです。心より感謝申し上げます。
合格を目指すにあたり、北部教員養成講座に加え、YouTubeやインターネットで過去の合格者からのアドバイスを参考にするなど、多くの情報源を活用しました。また、空き時間にはYouTubeや参考書を活用し、理解を深める努力を重ねました。こうした地道な積み重ねが、合格につながったのだと思います。
しっかりと努力を続ければ、必ず誰にでもチャンスはあります。これから試験に挑む皆さんも、自分を信じて、最後まで頑張ってください。応援しています!
■Aさん:科目等履修生
今回、令和6年度東京都教員採用試験を受け合格することができました。
教員採用試験の勉強は、大学4年の10月から本格的に始めました。最初は、1,2年で学習した内容がほとんど覚えておらず苦戦しましたが、毎日2時間は、教員採用試験の勉強に時間を充てることを決めて少しずつ学んでいきました。そして北部教員養成支援講座には、バイトや遊びの予定を調節して毎回通うようにしていました。そして講座に行くと大学生、社会人、すでに現場に入っている先生などさまざまな方が受講していました。その中で自然と「私も頑張らなければならない」という気持ちが出てきて勉強を続ける上で大きなモチベーションになっていました。ご指導してくださった先生方や一緒に教員採用試験に向けて学んだ仲間には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
試験に合格するのは、あくまで教員としてのスタートラインです。これからも研究と修養に励みながら学び続け、成長できるよう努力して参ります。皆さんも頑張ってください。陰ながら応援しております。
■鈴木 望愛さん(語学教育専攻4年次、兵庫県立伊川谷北高校出身)
私は、名桜大学卒業後は沖縄県の本部町に本校がある八洲学園大学国際高等学校で英語科の教員として勤務します。私が通信制高校で勤務しようと思ったきっかけは、近年通信制高校に進学を決める生徒が増加していると言うニュースを耳にしたことです。これまで、学校や家庭での困りごとを抱いている生徒が通うと言うイメージだった通信制高校ですが、最近ではやりたいことをやりながら通うことができると言う理由から通信高校への進学を決める生徒が増えています。私は、現時点で夢を持っているかどうかに関わらず彼らと共に未来を造りたいと考えています。
実際に、通信制高校の教員として勤務するために求人について、大学の先生にお話をしていただいたり自分で調べたりしました。面接の際に、教員採用試験のように一般常識のテストがある学校もあったのでその対策も行いました。公立学校で勤務するのとは違い、勤務形態等も様々であるためそちらについても自分で調べました。お話をして下さった先生や勉強に協力してくれた友人にはとても感謝しています。もしも、私のように通信制高校での勤務をしてみたいと思っている方々は勉強をしながら情報を手に入れなければならないことも多々あり大変かとは思いますがぜひ頑張ってほしいと思います!