令和6年10月27日(日)、「第9回世界ウチナーンチュ学生サミット」を開催しました。本学学生、留学生、沖縄県費留学生、市町村海外子弟研修生、JICA研修員など93名の参加がありました。
山里涼香さん(語学教育専攻4年次)、ロカ・ニトさん(語学教育専攻3年次)による日本語、英語、スペイン語を織り交ぜた司会のもと、実行委員長の池田葵さん(国際文化専攻3年次)による開会挨拶でイベントが開始されました。
第1部では、はじめに長尾直洋准教授(国際文化学科、名桜大学沖縄ディアスポラ研究センター研究員)より「世界のウチナーンチュの概況」について説明がありました。続いてプレゼンテーションでは、名護市研修生2名によるブラジルおよびペルーの沖縄文化の事例が紹介されました。さらに、本年度に実施された中南米ポルトガル語圏への現地実習参加者による、ブラジルでの学びについての動画報告がなされました。
第2部では参加者がグループに分かれ、「沖縄ソフトパワーの未来」についてディスカッションしました。学生実行委員がファシリテーターとなり、留学生が通訳としてサポートしました。参加者はブラジル、アルゼンチン、ペルー、ボリビア、アメリカ合衆国、オーストラリア、台湾など出身地も言語も異なる中で、各地での沖縄文化の継承やアイデンティティについて、現状と将来の展望に関する議論を交わしました。
第3部の交流会では、伊地海里さん(国際文化専攻3年次)による三線、名桜大学K-popサークルによるK-popダンス、渡嘉敷・アルド・フェルナンドさん(名護市研修生)によるペルー音楽、ペレイラ・ラセルダ・ジョアン・ジョゼさん(JICA日系社会研修員)によるブラジルダンスが披露されました。最後は、副実行委員長である黒井健汰さん(国際文化専攻3年次)による閉会挨拶でサミットは終了しました。
国籍や言語が違っていても、沖縄にルーツを持つウチナーンチュとして様々な共通点があることを学ぶことができました。
報告:長尾 直洋(国際文化学科 准教授)
上原 なつき(国際文化学科 准教授)
ディスカッションの様子
国籍や言語が違えど皆ウチナーンチュ