沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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令和6年度南部フィールドトリップを実施(6/23)

掲載日:2024年7月23日お知らせ , 在学生向け , 教職員向け

 令和6年6月23日(日)、南部フィールドトリップが開催されました。参加者は合計18人(教職員引率2人、外国人留学生7人、日本人学生9人)で、平和祈念公園、首里城公園、コザエイサー会館の3か所を訪問しました。
 南部フィールドトリップは、名桜大学の建学の精神の1つである「平和」の尊さについて、「慰霊の日」に沖縄の歴史、沖縄戦について学習し、文化に触れることで再認識することを目的としています。また、留学生を対象にすることで、彼らが帰国した後も平和のメッセージを国際的に発信してくれることを期待し、毎年実施しています。

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平和記念公園 平和の礎
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首里城 守礼門前にて コザエイサー会館での体験の様子

<MOS留学生会からの報告>
 令和6年6月23日(日)に、南部フィールドトリップが開催されました。
 私は今年で沖縄に住んで4年目で、沖縄については詳しくなったつもりでしたが、6月23日が「慰霊の日」とされている理由や首里城復興の進捗状況を知るなど、非常に得るものが多いフィールドトリップでした。
 印象に残っているのは、平和記念資料館で留学生がとても熱心に沖縄戦について考えていたことです。資料館では子供も理解できるように、説明文だけではなく当時の人々の持ち物や動画やイラストをたくさん展示するなどの工夫がされていたため、日本語が完璧ではない留学生にとっても理解しやすかったと思います。自分の国以外の歴史を知り、「違い」を学ぶことは、戦争の抑止力にも繋がりうると感じました。
 平和記念資料館を出た後は、首里城観光とエイサー会館で三線体験やシーサーの絵付けなどを行いました。2026年竣工を目指し、首里城では着々と修復作業が行われていました。シーサーの絵付けでは、まさしく「十人十色」の、個性が現れた作品が出来上がりました。どれも沖縄に住んでいると、意外と自主的には行わないものなので、とても良い経験でした。
 「慰霊の日」の6月23日に行われた南部フィールドトリップを留学生と一緒に巡ることで、新たな気づきがたくさんありました。私たち日本人だけではなく、留学生にとっても貴重な経験になったことを願います。 

MOS留学生会 江口 美礼(国際文化専攻4年次、北海道・札幌清田高校出身)

 最初に訪問した平和記念公園は、慰霊の日当日ということもあり、たくさんの方がいらっしゃいました。普段とは違う緊張感があり、どれだけの人が戦争の犠牲を悲しみ、平和な世界の実現を思っているのかを改めて感じることができました。いつもとは違う慰霊の日に訪れることができたのは、とても貴重な体験でした。
 次に訪れた首里城では、お昼ご飯を食べました。種類もたくさんあり、各学生が食べたい料理を選ぶことができ、良かったと思います。首里城の中は、建設中でしたが貴重な建設途中の場面を実際に見ることができ、とても興味深かったです。
 最後に訪れたエイサー会館では、展示を見学する人、三線の体験をする人、シーサーの絵付けをする人の3パターンに分かれて過ごしました。
 限られた時間の中での活動でしたが、その中で3か所も訪問することができ、とても充実した1日だったと思います。南部の地域は北部からは遠く、特に車を持っていない学生にとっては、頻繁に行けるような場所ではないため、彼らにとっても新鮮なフィールドトリップになったと思います。

MOS留学生会 初瀬 綾乃(語学教育専攻4年次、鳥取県立鳥取東高校出身)

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