11月2日(木)、ボリビア多民族国サンタ・クルス州コロニア・オキナワから、オキナワ第一日本ボリビア学校の高校生11名および井上久美日本語部校長、ロレナ・クルススペイン語部校長の計13名が名桜大学を訪問されました。最初に、砂川昌範学長から歓迎の挨拶がありました。その後、入試・広報課によるキャンパスツアーに参加し、高校生たちは本学の施設が充実していることにとても興味を示していました。
午前中は「中南米の社会」の講義に参加しました。まず、高校生がボリビアについてのプレゼンテーションを行いました。コロニア・オキナワは1954年、沖縄移民によって開拓された町で、来年で創立70周年を迎えるそうです。そのコロニア・オキナワにあるオキナワ第一日本ボリビア学校は、スペイン語と日本語のバイリンガル教育を実施しているとのことでした。その後、受講生と一緒にグループに分かれてボリビアについて学びました。日本語、スペイン語、英語を織り交ぜながら一緒に楽しく学ぶことができました。
昼休みには中庭ステージで高校生によるボリビア伝統ダンスが披露されました。本学学生および教職員が客席を埋め、大いに盛り上がりました。昼食では中南米から本学に留学している留学生7名、スペイン語圏への留学を目指している学生8名を交えて、国際交流課主催のランチ交流会を行いました。
午後は「スペイン語II」の講義に参加し、受講生とスペイン語会話を練習しました。日頃は文法を中心に学んでいますが、同世代のボリビア高校生と実際に会話したことで、受講生たちはさらにスペイン語を学びたいという意欲が高まった様子でした。高校生たちも今回の大学訪問はとても充実した内容だったと喜んでいました。
サンタ・クルス州には本学の協定校であるガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学があるので、今回訪問した高校生たちが進学し、交換留学生としていつか本学へ戻ってくることを期待しております。
報告:上原 なつき(国際文化学科 准教授)
長尾 直洋(国際文化学科 准教授)
「中南米の社会」グループディスカッション
スペイン語クラスの様子
ボリビア伝統ダンスを披露してくれました