令和5年7月21日(金)、今年9月にシンガポールを訪れる宜野湾高校の学生たちに向け、事前学習講義を実施しました。
宜野湾高校は、令和2年からシンガポールへのスタディツアーを計画しています。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の流行により、スタディツアーは延期せざるを得ませんでしたが、シンガポールのクランジ中学校とのオンラインによる異文化交流を開始し、それ以来継続しています。3年間のオンライン交流を経て、今年9月にクランジ中学校を訪問することになりました。
事前学習講義には仲宗根勝校長をはじめ教員、生徒らが出席しました。私たちは、シンガポールの歴史と脆弱性について、植民地時代から1965年の独立の日までの、3年7か月にわたる日本統治時代について議論しました。
また、講義の中で学生たちはシンガポール国立博物館、アジア文明博物館、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、ニューウォーター・ビジターセンターなどに興味を示し、特に下水廃水を飲料水に変えるシンガポールの能力に驚いていました。最後に質疑応答のコーナーで終了し、各学生がシンガポール滞在中の研究計画について話し合いました。
今回のシンガポールスタディツアーは、貴重な学習体験となることと思います。多様な民族的背景を持つ仲間との交流は、彼らの視野を広げ、多文化的な環境での英語力を向上させるでしょう。この機会を通して、彼らの人間的成長と、国際的視野に良い影響を与えることを期待しています。
報告:タン エンハイ(国際観光産業学科 准教授)
事前学習講義の様子