令和5年6月30日(金)、本学学長室にて、名桜大学大学院 Matsuro and Tsuruko Nakasone scholarship贈呈式が執り行われました。
この奨学金は、WUB(WOLD WIDE UCHINANCHU BUSINESS NETWORK)創設者でハワイ在住のボブ・ナカソネ氏からの寄付を財源として創設された奨学金で、本学大学院国際文化研究科(博士後期課程)に在籍し、沖縄とハワイの沖縄ディアスポラに関する研究を行う学生を対象に授業料相当額の3年分が給付されます。今年度は、増田紫織さん(1年次)が奨学生に選ばれました。
贈呈式では、初めに砂川昌範学長より奨学金創設経緯やボブ・ナカソネ氏の支援に対する思いの説明がありました。砂川昌範学長は増田さんに対し、「おめでとうございます。ボブ・ナカソネ氏の支援は自身のルーツへの恩返しであり、それを受け取ることは非常に名誉なことです。博士課程での学びの集大成となる、論文を読める日を楽しみにしています」と激励しました。
奨学生の増田さんは、「ハワイ語に、KULEANA(クレアナ)という責務や使命という意味の言葉があります。ボブ・ナカソネ氏の意向を背負い研究に励み、研究結果を還元する使命を胸に励みたいです。沖縄とハワイの繋がりは深く、今後の自身の学びにより、その繋がりをより深められたらいいと思います。多大な支援に感謝します」と研究への抱負を語りました。
学長より奨学金授与
奨学生を囲んで。関係者一同