沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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【活躍する卒業生】ドイツ ミュンヘン工科大学経営大学院 進学 「魅力あふれる自然の中で多様性を学び、語学力と専門知識を深める」

掲載日:2023年3月8日活躍する卒業生

ドイツ ミュンヘン工科大学経営大学院 進学
「魅力あふれる自然の中で多様性を学び、語学力と専門知識を深める」

―国際学群経営専攻卒業生(2021年度卒業) 岡 尚哉さん ―

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名桜大学に入学したきっかけ・名桜大学の良さ

 名桜大学を進学先に選んだのは、リベラルアーツ教育と大きな環境変化を望んだためです。名桜大学の一つの特徴は、専門に囚われずに履修が可能な教育です。私は3年次から選択した経営専攻を主としながらも、統計学や情報学など幅広く選択できるプログラムに魅力を感じました。
 私は、高等学校在校時に母が病気で他界したことをきっかけに、社会問題とその解決法について興味を持つようになりました。大学では、観光業への依存や子供の貧困などの問題を抱える沖縄県に腰を据えて勉強しようと決意しました。


大学生活で積極的に取組んだこと

 在学中は、学内のみならず学外で知識の応用をすることを積極的に取り組みました。経営専攻ではありましたが、2年次から1年間カナダへ交換留学を経験し、現在の進路の基礎である語学力と専門知識を深めました。また、草野研究室では日本で唯一、沖縄で生産が可能なコーヒー豆を活用して観光業に頼らない沖縄の産業を模索し、実際に農家の方々と意見交換を行うこともできました。
 さらに、名桜大学の魅力である自然を生かして、スキューバダイビングやハイキングなど課外でも充実した生活を送ることができました。ミュンヘンの近くには海がないので、とても沖縄の海を恋しく感じます。


大学院での研究内容について

 卒業後の進路として選択したミュンヘン工科大学経営大学院のプログラムは、経営学と理工学の学問から自分の専攻を選択することができます。私は、マーケティングとコンピュータサイエンスを専攻としています。
 ドイツの修士課程は、研究がメインの日本の修士課程とは少し異なり、4学期目までは研究より授業履修がメインになります。私は修士論文の執筆自体は開始していませんが、研究内容としては「日独の隠れたチャンピオンに関する研究」を行いたいと考えています。
 隠れたチャンピオンとは、ドイツ人経営学者ハーマン・サイモン氏によって提唱された知名度の低い中小企業でありながら、特定商品の世界市場で高いシェアを持つ企業を意味します。私の生まれ育った関西地域は中小の製造業が盛んな地域でありますが、人材不足や大企業系列への依存といった問題を抱えています。そこで、中小企業の国際進出が問題解決につながるのではないかと仮説を立て、日独の中小企業を比較することで検証していきたいと考えています。

メッセージ ~入学希望者・在学生の皆さんへ~

【入学希望者の皆さんへ】
 名桜大学で4年間を過ごした卒業生として名桜大学を一言で表すとすれば「多様性」だと思います。多様な学問を学べる環境が整っており、多様な背景を持った学生と研究者が集まっているなど地方の中小規模大学だからこその強みがあります。
「From Okinawa to the World」を体現する国際教養人を目指して、名護の地で貴重な4年間を送る皆さんの選択は決して間違った選択ではないと思います!

【在学生の皆さんへ】
 コロナ禍でのオンライン授業の増加や大学教育の意味が問われる中、名桜生には「自主性」が更に求められているのではないかと感じます。大学では何をするべきか、いつまでにするべきかなどの答えはありません。そこで自分自身が何に興味があるのか、目標に向かって何をするべきなのか、「考える癖」を付けると大学生活が実りのあるものになるように感じます。
 名桜大学には皆さんが学問を極める環境が整っています。存分に活用して、楽しく、充実した大学生活を送ってください!

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