令和5年1月22日(日)、新型コロナ禍の影響による2年の休止期間を経て、3年ぶりに「第27回ポルトガル語暗唱大会」を実施致しました。新聞の広報欄等を用いて大学内外からの参加を募った結果、名桜大学のポルトガル語研究会に所属しているメンバー5人に一般参加1人を加えた6人での開催となりました。今回は、予め配付されたポルトガル語の文章を暗記し、その暗唱における発音の正確さや手振り等の表現力を審査する「暗唱部門」に6人がエントリーし、2人が入賞を果たしました。
大会には在那覇ブラジル名誉領事など外部からの来賓もあり、良い緊張感の中で進行されました。参加者の中にはブラジルへの留学を控えている学生もおり、白熱した大会となりました。審査は、同大会に長年携わってこられた住江淳司特任教授と、研究会顧問の長尾直洋准教授が担当しました。大学入学後に初めてポルトガル語を学んだ参加者がほとんどでしたが、限られた準備期間の中で努力した結果がそれぞれの暗唱に反映されていました。
かつて沖縄から多くの人々がブラジルへと渡り、現在でも沖縄とブラジルは深い絆で結ばれています。しかしながら、ブラジルの公用語であるポルトガル語の講義を県内で開講している大学は名桜大学のみです。本大会を通して、沖縄とブラジルとの繋がりをさらに深めていきたいと考えています。
報告:長尾 直洋(国際文化教育研究学系 准教授)
結果発表
「暗唱部門」
名桜大学学長杯
受賞者:江口 美礼(国際文化専攻3年次、北海道・市立札幌清田高校出身)
在那覇ブラジル名誉領事杯
受賞者:比嘉 柊太郎(国際文化専攻3年次、沖縄県立北谷高校出身)
暗唱大会の様子
第27回ポルトガル語暗唱大会を終えて。
参加者・審査員・来賓一同