本プロジェクト学習の目的は、学生自ら地域社会に根差した健康に関する課題・問題を理解し、解決していく中で、生活設計に必要な主体性、創造性、計画性を習得することです。
2年目となる今年度も学科の壁を越え集合した学生たちが、チームワークを発揮しながら、知的障がいがある方々にも分かりやすい健康教育、健康情報の提供方法を探究しております。この授業の特徴は履修者と健康教育ボランティアサークルの学生、劇団員、障害者支援施設、大学教員が連携協働を体験しながら、プロジェクトの目標達成に向け取組んでいることです。
4月からヘルスリテラシーと健康教育、障害者理解、ファシリテーション等の自己と対象を理解する講義と約10回のヘルスリテラシーワークショップを実施し、プロの演劇家の方々から直接指導を受け、健康劇を創作する授業内容となっております。前年度受講した学生からは自己と対象の理解が深まり、コミュニケーション力が向上した、自己効力感が高まったとの感想を頂いています。
コロナ禍で始まったこの授業は、障害者支援施設入所者の喫緊の健康課題である生活習慣病予防等をテーマに、障がい者の方々が楽しく、分かりやすく学ぶことができるようにシナリオ作成から学生らが行っております。後学期から本格的に開始している健康劇創作は、主に土曜日の午後に演劇の練習(演習)を行っております。
報告:看護学科 准教授 島袋 尚美、教授 田場 真由美
成果発表会は、12月17日(土曜日)午後に本部町谷茶地区公民館にて行いました。
メンバー:履修登録学生10人、ヘルスコミュニケーション所属学生27人
演劇指導:TEAM SPOT JUMBL(TSJ)約7人
協力施設:社会福祉法人アタイハートネットワーク障害者支援施設海陽園
担当教員:島袋尚美、田場真由美 単位数2単位 受講年次2年次以上 集中講義
プロの演劇家のご指導のもと、健康劇を創作
自己と対象を理解する講義と
ヘルスリテラシーワークショップを実施