令和4年4月27日(水)、名護市学習支援教室ぴゅあ(顧問:嘉納英明、以下「ぴゅあ」)の学習会を行いました。初めに、顧問の挨拶と令和4年度の新役員の紹介、名護市役所の生活支援課の皆様からご挨拶をいただきました。教室長の清田樹音(情報システムズ専攻3年次、美来工科高校出身)は、新規加入メンバーに対してぴゅあの活動内容等を説明しました。市役所職員からは、ぴゅあの立ち上げに至った経緯やぴゅあの中学生の高校合格率等について説明していただきました。ぴゅあの立ち上げの記録であるDVDから、初代メンバーの思いや考えにふれ、中学生への支援とは何かについて、あらためて考える機会となりました。
ぴゅあは、週3回、市内の生活困窮世帯の中学生を対象に、大学生が学習支援を行っているボランティア活動です。中学生への学習支援に加えて、中学生の不安や悩みに寄り添う等、内面的なサポートも行い、中学生にとっての居場所になるように雰囲気づくりや環境づくりにも力を入れています。昨年度は、七夕イベントやクリスマス会等、学習と関連付けながらイベントを実施しました。ぴゅあに通うことで、社交的になった生徒や意欲的に学習に取り組むようになった生徒、「ぴゅあの時間が楽しくて待ち遠しい」と言ってくれる生徒等、一年間で多くの変化・成長を見ることができました。
今回の学習会では、「貧困の連鎖」の実態を知り、この負の連鎖から抜け出す一歩として子どもたちへの教育・学習支援が重要であるということを学びました。私たち大学生ができることは何なのか、より良い支援とは何かということを常に考えながら活動に取り組んでいきたいと思います。また、中学生にとっての心地よい居場所づくりはもちろんのこと、支援を行う大学生も楽しめるような活動であること、周りのサポートがあってこそ活動が行えるという感謝の気持ちを忘れず、精一杯取り組んでいきます。
報告:ぴゅあ副教室長 高良 秋星(語学教育専攻3年次、沖縄県立那覇高校出身)
市役所職員による説明
教育・学習支援の重要性について学ぶ