2022年4月14日(木)、学生会館SAKURAUM大講義室A及びオンラインにて、「2022年度教育・養護実習出発式」を開催しました。
今年度は、60人(英語:25人、保健体育:22人、養護教諭:13人)の学生が県内外で教育・養護実習を行います。
4月から就任した高安美智子教員養成支援センター長から、「実習期間中は日々新しい発見があり、混乱したりすることもあるかと思いますが、それを体験することが実習の目的でもあり、実習後自分がどのように変わったか、気づきや課題を認識して、次の実践に生かせるようにしてもらいたい。」との言葉が送られました。
各教科別の実習生代表挨拶として、中川麻美さん(語学教育専攻4年次、鹿児島県・尚志館高校出身)、松谷翔太さん(スポーツ健康学科4年次、広島県・盈進高校出身)、宇久田香歩さん(スポーツ健康学科4年次、沖縄県立具志川高校出身)が実習に対する目標や意気込みを語りました。また、参加していた先生方からたくさんの激励の言葉、助言をいただきました。
今年度もまだコロナ禍での実習となりますが、受け入れてくださる実習先の関係者の皆様へ感謝申し上げます。そして、実習生の聞く姿勢と真剣な眼差しは、次の学びへ繋がる期待できる出発式となったことをご報告いたします。
報告:教員養成支援センター係員 石垣 由紀子
高安教員養成支援センター長より
激励の言葉が送られる
神田奈津子教員養成支援副センター長より
「教育・養護実習における感染症対策について」
実習生代表挨拶
中川 麻美(教科:英語)
私は、昨年9月に行った現地実習での反省も活かし、2つの目標をたてました。一つ目は、生徒との関係づくりを積極的に行うことです。この目標を達成するためには、積極的に元気な挨拶をすることや、生徒の名前を覚えることが不可欠です。教育実習では、どの生徒ともコミュニケーションをとる努力をして、最終日に、こういう話で盛り上がったよね、ここ一緒に頑張ったよね、といえる関係づくりを目指します。
二つ目は、自分らしい授業をしながら、先生方から多くを吸収することです。毎日一つでも、少しでもレベルアップしたと自分が思えるように、授業をしていきたいです。自分らしい授業が、より良い授業となるように実習生活を送りたいです。
以上の2点を目標として、事前の準備からできることをきちんと行い、実習が終わった時、充実したいい実習だった、自分は成長した、と思えるように頑張ります。
松谷 翔太(教科:保健体育)
私は教育実習で、教員になる上で必要なことを、実践を通して多く学びたいと思っています。実習を通して得たいものは、生徒の興味関心を引くような授業の進め方、構成を学び身につけることです。また、保健体育が苦手な子への対処など、専門性に関わるようなことも身につけたいと考えております。座学では学ぶことができない、実践の場を通して、さらに自分の能力を高め、様々なスキルを身につけます。
最後に、皆さんそれぞれ実習する場は違いますが、一人一人が学生として参加するのではなく、一教員として自覚を持って実習を行い、教員としての立場や立ち回りなど多くのことを学び、教育実習を終えたときにさらに成長できているよう頑張りましょう。
宇久田 香歩(教科:養護)
私が養護実習で学びたいことは主に2つあります。1つ目は「児童や教職員との関わり方」についてです。各学年に合わせた児童とのコミュニケーションの図り方や教職員間でどのような情報共有、連携を行っているのかを学びたいです。
2つ目は「保健室来室者の対応」についてです。アセスメントや救急処置等、養護教諭の一つ一つの行動の根拠を考えながら、保健室における児童への対応について学びたいと思います。そして、実際に来室者対応する際に、根拠を持ち対応できるようにしたいです。
実際の学校現場では、大学の講義では学べない多くの経験ができると思うので、積極的に子どもたちや先生方と関わり、多くのことを吸収したいと思います。また、養護教諭を目指す上で自分の課題を見つけ、今後に活かせるような有意義な実習にしたいです。