沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

最新情報

琉球文学大系第1巻『おもろさうし・上』が刊行されました

掲載日:2022年5月16日お知らせ

琉球文学大系パンフレット
本書を推薦します
刊行にあたって
琉球文学大系全35巻の構成について
取扱い書店一覧

大学・学校・研究機関・図書館名琉球文学大系(全35巻)の第1巻『おもろさうし・上』(波照間永吉 校注)が令和4年3月31日に刊行されました。

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信頼されるテキストを初めて体系化

琉球文学研究120年。その歴史の中で待ち望まれてきた、琉球諸語による琉球文学本文、初の体系化。テキスト本文は、第一線の研究者による、底本と諸本との厳密な校合により構築され、校異は頭注もしくは巻末語注に掲げ、大意・解説を明記。必要に応じて出来る限り逐語訳も付した。

文学、歴史、民俗・地誌、三つの領域で構成

【文学】歌謡、琉歌、演劇、説話、日記・随筆、琉球和文学、琉球漢文学(全27巻)。適宜、逐語訳を付す。
【歴史】琉球王府編纂の史書で構成(全4巻)。漢文史料には読み下しを付す。
【民俗・地誌】琉球王府および間切(沖縄の旧行政区画)・私的レベルで編集された「由来記」類(全4巻)。適宜、読み下しを付す。

最新の研究成果による、細密な語注

重要語・難解語などには、これまでの研究成果を反映した細密な語注を頭注として付した。また、スペースの関係で頭注に収録できなかったものは、巻末に語注としてまとめて収録した。

うたわれてきた歌謡としてのリズムと音読を重視

特に『おもろさうし』では、歌謡本来としての形式を示すため、本文では省略されている反復句などを、逐語訳で、これがわかるよう表記した。また、初心者にもオモロの音読が可能になるよう現在のオモロ研究の段階で明らかになっている拗音・濁音などの語についてはこれを語注では拗音表記・濁音表記で示した。さらに琉球歌謡、琉歌や組踊については、琉球語による発音をそれぞれルビとして明記した。

王国末期の芝居台本「琉狂言(八重山)」を初めて公刊

第16巻に、今回初公刊となる「琉狂言(八重山)」を収録。

各巻とも解説、月報付き

全巻、担当研究者による詳細な解説を付す。

詳細はパンフレットをご確認ください。パンフレットには申込書も含まれています。
↓ クリックするとPDFが開きます ↓ 

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本書を推薦します

青い海いろの「うちなーぐち」 中西 進 国際日本文化研究センター名誉教授

 沖縄(琉球)に関する書物は、日本各地の地方誌の中では、おそらく最多かもしれない。ところが、研究書は多くとも原典として知られる書物は意外に少ない。『おもろさうし』とか『琉球国由来記』とかと。これでは真の琉球文学には、なかなか手が届かない。
 そうした現状の中で、今回、全35巻を占める『琉球文学大系』が編集刊行される。編集委員長は琉球文学研究の第一人者・波照間永吉博士、名桜大学を基盤とし、ゆまに書房が刊行を担当して2030年度までに及ぶ壮挙だ。しかも一般の人にもわかりやすく、注釈や解説をつけるという。正直いって、わたしも沖縄口をすっと理解することは難しい。これでこそ圧倒的に多くの人が、琉球の人びとの「うちなーぐち」を心に響かせるようになるだろう。
 沖縄の「うちなーぐち」が語る世界を、あの群青の海に包まれた聖なる風土への賛歌だと、わたしは考える。口にすることばの音色もすべて群青色だ。しかも平板に会話したり、散文を綴ったりしても、ことばはすべて、歌っているように響く。この群青色の波のことばを「うちなーぐち」とよぶのだと、わたしには思えてならない。
 『琉球文学大系』全35巻は、この青い海いろのことばの全容を示すはずである。

『琉球文学大系』の開始 藤井貞和 詩人・東京大学名誉教授

 名桜大学の刊行事業『琉球文学大系』全35巻がいよいよ始まる。文学の領域で、歌謡、琉歌、組踊、琉狂言、演劇(台本)、説話、和文学、漢文学という27巻。歴史の領域で、『球陽』以下の4巻。民俗・地誌の領域で、『琉球国由来記』以下の4巻。これから12年間をかけて、だれもが勉強しやすく、興味や関心を掘り起こすテクスト作りが、波照間永吉さん(大著『南島祭祀歌謡の研究』の著者)の総指揮のもと、繰り拡げられるという。私どもには懐かしい名前が並ぶ。
 1992年に、関根賢司さんは「琉球古典文学大系全一〇〇巻、または六〇巻、少なくとも三十六巻という企画を構想しなければならない」と言っていた。その氏が一方で「幻の企画」とも言い、その実現を「ほとんど絶望的だ」とも書いた。しかし、『沖縄文学全集』(国書刊行会)が、その90年代に、近・現代の沖縄文学を彩る壮大な試みとして立ち上げられ、このたびの『琉球文学大系』という古典の集大成は、それとどこかで向き合うような気がする。幻でなく、絶望的でもなく、沖縄の現実としていま、進みつつあるのだ。
 『琉球文学大系』の企画の重要なモチーフに言語という視野がある。うちなー口(沖縄方言)がどんどん失われるかもしれない現在やこれからに対する、沖縄県人の必要な自覚や見直しと、古典文学をこうして訳注や語釈を含むきちんとしたテクスト化で学ぶこととは、双方向的にかかわりあうということだろう。県外の人々や沖縄の隣人たちにとっても学ぶ意義は果てしなく大きい。

琉球文学分野が主導する事業の意義 高良倉吉 琉球大学名誉教授琉球史

 現今の琉球史や沖縄考古学の分野は専門化や個別化が著しく進展したために、伊波普猷の『古琉球の政治』(1922年)が描く包括的イメージを必要としなくなったのかもしれない。学問の発展から見れば、当然のことだと思う。
 しかしながら、沖縄研究の現段階においても、「古琉球」像を包括的に述べたいという思念の必要性が無意味になったのではなく、個々の認識を、絶えず全体像に投射する営みを私たちは背負わなければならない、と思う。
 その際に、琉球文学の分野から発し続けられてきた成果と、個別分野の研究を絶えず交差させることが求められる。琉球文学の成果を内包しつつ、琉球・沖縄像の構築という共通の課題に向き合う姿勢が必要だと思う。
 名桜大学が主導する『琉球文学大系』刊行事業の企画趣旨を読んだ時、琉球文学研究の豊富な蓄積をふまえつつ、歴史や民俗・地誌を含む他分野の叙述世界も取り込みながら、後世に伝える良質な総合的テキストを構築しようとの意欲が伝わってきた。
 琉球文学分野が、琉球・沖縄像の形成を目指す個々の学問分野をつなぐという企てに、深い意義があることを確認したい。

千年後も継承されるテキスト資料 佐藤 優 作家・名桜大学客員教授・元外務省主任分析官

 言語は民族のアイデンティティーに直結する。沖縄人のアイデンティティーを確認し、継承、発展させるために琉球文学のテキスト資料を集成することが以前から待ち望まれていた。過去にこのような企画が何度か立てられたが、中途で頓挫してしまった。琉球語をネイティブとして自由に操る人が高齢化している状況で、『琉球文学大系』(全35巻)を刊行することは、まさに時機に適ったプロジェクトだ。現実的に考えた場合、これが最後のチャンスと思う。
 「文学」「歴史」「民俗・地誌」の三領域で琉球語のテキストを残しておけば、それは数百年、千年後も継承される。沖縄は、過去も現在も未来も沖縄人のものである。沖縄の歴史は、沖縄人が形成していく。そのための基礎になるのが、多様性を持つ沖縄文化だ。琉球語は沖縄文化の要であろう。われわれの祖先が残したテキストを保全し、現在の沖縄人が理解できるような形でまとめることが死活的に重要だ。『琉球文学大系』を一人でも多くの人の手にとってもらうことが、沖縄人のアイデンティティーの強化につながる。
 沖縄の外部の人々が、沖縄人の内在的論理を知るためにも、この大系を読むことが有益である。

刊行にあたって

波照間 永吉 『琉球文学大系』編集刊行委員会委員長

 琉球文学研究が始まって約120年が経つ。この間、伊波普猷・仲原善忠・外間守善・池宮正治など多くの研究者がこの未開の大地を耕して豊饒の沃野とし、さまざまな成果物を世に送ってきた。しかし、まだこの領域のテキストを体系的に整理し、研究者はじめ多くの人々に提供する仕事は成されていない。
 『おもろさうし』や琉球歌謡のテキストについては、評価すべき仕事はなされているが、琉歌・組踊はじめ説話、沖縄芝居、琉球和文学・琉球漢文学、そして文学を支える歴史・民俗などの基礎資料を含めた、琉球文学を一望するテキストの制作がなされなくてはならない。琉球文学研究、そして琉球・沖縄文化研究の拡大と深化のために、研究水準を保ったテキストの整備が必要である。『琉球文学大系』を構想する所以である。
 今回、名桜大学が『琉球文学大系』を構想し、その実現に向けて確たる一歩を踏み出したことは、琉球文学研究史にとどまらず、ひろく琉球・沖縄文化研究の世界で特筆されることである。文学領域を主要な部分とするが、文学と表裏をなす歴史・民俗などの領域についてもその必須文献を収録することとしている。これを整備し公刊することによって、琉球・沖縄文化研究は大きく裾野を広げることができるにちがいない。その概要は、全35巻。文学領域27巻、歴史領域4巻、民俗・地誌領域4巻である。これまでの研究の粋をあつめ、信頼される本文を構築し、細密な語注を施し、全巻に解説を付す。そして、現代語訳の必要な文献については可能な限り訳文も付けていく予定である。
 この事業の完成によって、ユネスコが「消滅の危機に瀕した言語」とした琉球語の表現の豊かさ・多様性が多くの人々に共有されることになるだろう。未来につながる琉球語へ永遠の生命を吹きこむ仕事になるにちがいない。
 1992年、関根賢司氏は「アンソロジー〈琉球弧の文学〉の構想」(『省察』第4号)の中で「琉球文学古典大系(あるいは全集、あるいは集成)、全一〇〇巻(あるいは全六〇巻、少なくとも三十六巻)という企画を構想しなければならない」と書いた。我々の構想の魁であることを記しておきたい。一方、氏はこれを「幻の〜」とし、その実現は「ほとんど絶望的だ」とも書いた。しかし、今、氏が負の要素として挙げた研究者の協力態勢は整い、そして編集・刊行の経済的問題も、山里勝己前学長の思想と沖縄への篤い思いに導かれて、名桜大学が本事業を地域文化への貢献事業と位置づけることによって、道が開けた。幻ではなくなったのである。10年〜12年という時間は『琉球文学大系』の完成のためにはむしろ短い。世紀の大事業の完成に向けて心して歩んで行きたいと思っている。

琉球諸語による琉球文学テキスト編さん事業 --公立大学の役割について 砂川昌範 名桜大学学長

 公立大学としての役割とは何かを問われると、「公共上の見地から確実に実施されることが必要な事業」という法の精神に行きつく。
 1994年に名桜大学は沖縄本島の北部地域を指すヤンバルという地に私立大学で創立され、2010年公立大学としてさらなる歩みを始めた。『琉球文学大系』編集刊行事業は2019年4月の大学院博士後期課程開設に伴いスタートした。その英断は、当時の比嘉良雄理事長、山里勝己学長によってなされ、本事業は「沖縄県の高等教育機関が果たすべき役割」として理事会に提起され、全会一致により承認された。この事業の遂行は、本学が公立大学としての存在価値を決定づける壮挙につながったと言える。
 これまで「琉球諸語の文化と未来」については、その保存と活用が憂慮されていた。2009年に発表されたユネスコの「消滅危機言語」に琉球諸語が含まれていることを踏まえると、本学がスタートさせた全35巻12年にわたる事業は「公共上の見地から確実に実施されることが必要な事業」に符合する。その重要な役割を名桜大学が担ったという意義は極めて大きい。
 この事業は、琉球諸語による初の琉球文学テキスト編さん事業となることから、将来的には国の内外はもとよりアジア・ヨーロッパを含めた海外から研究者が沖縄に参集し、沖縄文化研究の活性化につながる。また地域創生の事業としても位置づけられる。
 名桜大学は小さな公立大学である。しかし、本事業は本学がエンジンとなり沖縄県の国公私立大学(30余名の校注者)等との連携を図りながら、推進している。また、産学連携事業として、『琉球文学大系』産学連携長期プロジェクト事業調印式(2021年11月26日)を本学にて執り行った。その産学連携の趣旨に応えて協働事業者となってくださったのが、ゆまに書房である。同社はこの文化事業の意義を認識し、産学連携による社会貢献の意義を認め、本事業に取り組んでくださることになった。ゆまに書房には深く感謝を申し上げる。
 読者にとって『琉球文学大系』は、沖縄人のアイデンティティーの源泉へと導く道標となるであろう。研究者にとっては、これから先、明らかにされる新知見を積み上げていく土台となるであろう。本刊行事業を率いた波照間永吉先生は、「『琉球文学大系』が100年も200年先も輝きを放ち続けるのは悲しい、50年ほどであれば良いかな、」と云う。この言葉には、琉球文学研究の継承への思いが現れていて、研究者の一人として共鳴させられた。

琉球文学大系全35巻の構成について

琉球文学大系全35巻の構成
定価=第1巻(発売記念特価):本体5,400円+税/第2巻〜第35巻:各本体6,200円+税
※表記内容は一部予定を含みます。

巻数 タイトル 刊行予定日 校注・収録
第1巻 おもろさうし 上 既刊2022年3月刊 ISBN978-4-8433-6239-6  【校注】波照間永吉【収録】『おもろさうし』1~11巻
第2巻 おもろさうし 下 2023年3月刊予定 ISBN978-4-8433-6240-2 【校注】波照間永吉【収録】『おもろさうし』12〜22巻
第3巻 混効験集 2029年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6241-9 【校注】波照間永吉・照屋 理(名桜大学上級准教授)・松永 明(駒場東邦高等学校教諭)【収録】『混効験集』
第4巻 琉球歌謡 --沖縄篇 上 2028年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6242-6 【校注】波照間永吉・照屋 理・仲原伸子(沖縄国際大学兼任講師)【収録】『仲里間切旧記』、『君南風由来并位階且公事』、『女官御双紙』、『こゑな集』、『諸間切のろくもいのおもり』等
第5巻 琉球歌謡 --沖縄篇 下 2025年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6243-3 【校注】波照間永吉・照屋 理・仲原伸子【収録】『CD沖縄の古謡(沖縄)』、『沖縄の神歌』、市町村史収録神歌等
第6巻 琉球歌謡 --奄美篇 2024年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6244-0 【校注】先田光演(えらぶ郷土研究会会長)・町健次郎(鹿児島県大島郡瀬戸内町教育委員会)・波照間永吉・照屋 理【収録】奄美八月踊り歌等
第7巻 琉球歌謡 --宮古篇 上 神歌 2025年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6245-7 【校注】本永 清(民俗学研究者)・上原孝三(沖縄尚学高等学校教諭)・波照間永吉【収録】本永清採録宮古諸島神歌、『沖縄の神歌(宮古諸島)』、『宮古島の歌』、『宮古島旧記』等
第8巻 琉球歌謡 --宮古篇 下 民謡 2027年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6246-4 【校注】上原孝三・本永 清・波照間永吉【収録】『CD沖縄の古謡(宮古諸島)』、『平良市史(歌謡篇)』、『城辺町史(歌謡篇)』等
第9巻 琉球歌謡 --八重山篇 上 2029年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6247-1 【校注】波照間永吉・飯田泰彦(沖縄県竹富町役場)【収録】『沖縄の神歌(八重山諸島)』、『小浜島の芸能』等
第10巻 琉球歌謡 --八重山篇 下 2030年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6248-8 【校注】波照間永吉・飯田泰彦【収録】『CD沖縄の古謡(八重山諸島)』、『八重山歌節組』等
第11巻 琉歌 上 2022年12月刊行予定 ISBN978-4-8433-6249-5 【校注】波照間永吉・照屋 理・平良徹也(名桜大学兼任講師)【収録】『琉歌百控』、「琉歌集(山城正楽)」、「部立本 琉歌集 甲本」等
第12巻 琉歌 中 2023年12月刊行予定 ISBN978-4-8433-6250-1 【校注】前城淳子(琉球大学准教授)・石川恵吉(名桜大学兼任講師)【収録】『南苑八景』、『琉歌会例題集』、『作者別琉歌集』等
第13巻 琉歌 下 2029年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6251-8 【校注】波照間永吉・照屋 理・平良徹也【収録】『古今琉歌集』、「疱瘡歌集」、「つらね集」、「口説集」、「念仏歌謡集」等
第14巻 組踊 上 2022年9月刊行予定 ISBN978-4-8433-6252-5 【校注】大城 學(岐阜女子大学教授)・鈴木耕太(沖縄県立芸術大学准教授)・西岡 敏(沖縄国際大学教授)・波照間永吉【収録】『尚家本組踊集』
第15巻 組踊 下 2024年3月刊行予定 ISBN978-4-8433-6253-2 【校注】大城 學・鈴木耕太・西岡 敏・波照間永吉【収録】『多良間本組踊集』、『与那国島組踊集』、『宜野座村松田組踊集』、『伊舎堂家本組踊集』等
第16巻 琉狂言 2028年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6254-9 【校注】波照間永吉・飯田泰彦【収録】「桃原全能琉狂言集」、「宮良殿内本琉狂言集」、「黒島家本琉狂言集」、八重山シィマキョンギン等
第17巻 琉球演劇 1 2024年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6255-6 【校注】狩俣繁久(琉球大学名誉教授)・大城 學・波照間永吉【収録】「真喜志康忠台本集」(狩俣繁久保管)
第18巻 琉球演劇 2 2026年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6256-3 【校注】狩俣繁久・大城 學・波照間永吉【収録】「真喜志康忠台本集」(狩俣繁久保管)
第19巻 琉球演劇 3 2027年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6257-0 【校注】狩俣繁久・大城 學・波照間永吉【収録】「真喜志康忠台本集」(狩俣繁久保管)
第20巻 琉球演劇 4 2028年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6258-7 【校注】狩俣繁久・大城 學・波照間永吉【収録】「真喜志康忠台本集」(狩俣繁久保管)
第21巻 琉球演劇 5 2030年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6259-4 【校注】狩俣繁久・大城 學・波照間永吉【収録】「真喜志康忠台本集」(狩俣繁久保管)
第22巻 琉球説話 上 和文説話 2024年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6260-0 【校注】山里純一(名桜大学大学院教授)・波照間永吉・平良勝保(沖縄大学兼任講師)【収録】「佐銘川大主由来記」、『宮古島記事仕次』、「毛氏由来記」、「夏氏由来記」等
第23巻 琉球説話 下 漢文説話 2025年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6261-7 【校注】山里純一・波照間永吉・赤嶺 守(名桜大学大学院教授)・平良勝保【収録】『遺老説伝』、家譜等の漢文資料中の説話記事等
第24巻 琉球和文学 上 擬古文物語・紀行文他 2024年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6262-4 【校注】大胡太郎(琉球大学教授)・小番 達(名桜大学教授)・屋良健一郎(名桜大学上級准教授)・小嶋洋輔(名桜大学教授)・照屋 理【収録】『思出草』、『平敷屋朝敏文集』、「雨夜物語」、「浮縄雅文集」、『配流日記』等
第25巻 琉球和文学 下 和歌 2029年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6263-1 【校注】屋良健一郎・大胡太郎・錺 武彦(志學館大学講師)・小番 達・小嶋洋輔・照屋 理【収録】『沖縄集』、『松風集』等
第26巻 琉球漢文学 上 漢詩 2026年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6264-8 【校注】上里賢一(琉球大学名誉教授)・平良妙子(琉球大学准教授)・赤嶺 守・李 舒陵(沖縄県立芸術大学・琉球大学・沖縄国際大学兼任講師)・前堂颯世(名桜大学兼任講師)【収録】『閩山遊草』、『四知堂詩稿』、『雪堂燕遊草』等
第27巻 琉球漢文学 下 漢文 2027年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6265-5 【校注】上里賢一・平良妙子・赤嶺 守・波照間永吉・李 舒陵・前堂颯世【収録】『琉球国碑文記』、『演戯故事』、蔡温・程順則らの漢文、代表的漢文家譜等
第28巻

琉球史関係史料 1 『球陽』上

2023年9月刊行予定 ISBN978-4-8433-6266-2 校注】田名真之(沖縄県立博物館・美術館館長)・麻生伸一(沖縄県立芸術大学准教授)・山田浩世(沖縄県教育庁文化財課主任)・波照間永吉【収録】『球陽』
第29巻 琉球史関係史料 2 『球陽』下 2025年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6267-9 【校注】麻生伸一・田名真之・山田浩世・波照間永吉【収録】『球陽』
第30巻 琉球史関係史料 3 『中山世鑑』『中山世譜』 2026年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6268-6 【校注】赤嶺 守・豊見山和行(琉球大学教授)・屋良健一郎・波照間永吉【収録】『中山世鑑』、『中山世譜』
第31巻 琉球史関係史料 4 『伊江朝睦日々記』他 2026年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6269-3 【校注】豊見山和行・屋良健一郎・波照間永吉【収録】『伊江朝睦日々記』、『老後家中記』
第32巻 琉球民俗関係資料 1 『琉球国由来記』 2030年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6270-9 【校注】波照間永吉・赤嶺政信(琉球大学名誉教授)・照屋 理【収録】『琉球国由来記』
第33巻 琉球民俗関係資料 2 『琉球国旧記』『古事集』 2027年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6271-6 【校注】赤嶺 守・波照間永吉・赤嶺政信・照屋 理【収録】『琉球国旧記』、『古事集』
第34巻 琉球民俗関係資料 3 神女関係資料・間切旧記等 2028年度刊行予定 ISBN978-4-8433-6272-3 【校注】波照間永吉・赤嶺政信・照屋 理【収録】『女官御双紙』、『聞得大君御新下日記』、『聞得大君御殿並御城御規式之御次第』、「稲之二祭公事」(鎌倉ノート)、『君南風由来并位階且公事』、『よきやのろくもい伝来記』、『天孫氏拝所書記帖』
第35巻 琉球民俗関係資料 4 『四本堂家礼』・間切旧記等 2023年6月刊行予定 ISBN978-4-8433-6273-0 【校注】山里純一・波照間永吉・赤嶺政信・平良勝保・上原孝三【収録】『四本堂家礼』、『具志川間切旧記』、『久高島由来記』、『渡嘉敷島由来記』、『阿嘉慶留間由来記』、『宮古島記事仕次』、『八重山嶽々由来記』、『八重山島大阿母由来記』、『八重山島諸記帳』、『慶来慶田城由来記』


下記の書店で購入できます。(2022年5月20日現在)

書店名 支店名 住所 電話番号
沖縄県北部
ひかり書店 名護市港1-15-3 0980-53-1491
沖縄県中部
田園書房 サンエー具志川メインシティ店 うるま市江洲450-1具志川サンエーメインシティ内 098-982-6670
宮脇書店 イオン北谷店 中頭郡北谷町北前1-2-3 098-921-7663
榕樹書林 宜野湾市宜野湾3-2-2 098-893-4076
BOOKSじのん 宜野湾市真栄原2-3-3 098-897-7241
沖縄県南部
球陽堂書房 西原店 中頭郡西原町字嘉手苅130番地202 098-882-9280
HMV&BOOKS OKINAWA 浦添市西洲3-1-1 サンエー浦添西海岸PARCO CITY 3F 098-943-0540
ジュンク堂書店 那覇店 那覇市牧志1-19-29Dnaha内 098-860-7175
未来屋書店 とよみ店 豊見城市字根差部710 098-852-2011

※その他の注文方法については、 ゆまに書房ホームページよりご確認ください(https://www.yumani.co.jp/faq/order.html)。

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