令和4年1月19日(水)、26日(水)に対面とオンラインのハイブリッド形式による「教養演習Ⅱ」全学口頭発表会を開催しました。
1年次の各クラスから運営委員を選出し、1か月程前から準備を始め、当日の運営まで行いました。今年は国際学群、スポーツ健康学科、看護学科各クラスの「教養演習Ⅱ」代表ゼミの発表に、「プロジェクト学習」、学長裁量経費「学生による地域活動支援」も加わり、合計41題の発表が行われました。発表会は5つのオンライン会議室を設置し、実際の教室と連携するハイブリッド形式での実施となりました。
私が担当した会議室では、たとえば、「米軍基地のメリットとデメリット」(国際学群7Dゼミ)や「やんばる地域における森林伐採の現状と対策」(国際学群3Fゼミ)というテーマで、SDGsの観点から身近な問題に焦点をあて、現状把握や対策について考察した興味深い発表がありました。また、授業で学んだことの中で興味を持った内容から「エイサー人口増加のために」(スポーツ健康学科1Fゼミ)というテーマを設定し、アンケート調査による詳細な分析を行い、課題と対策について発表を行ったゼミもありました。その中でも私が一番印象に残った発表が「自傷・自殺する子どもたち」(看護学科1Cゼミ)でした。自傷は死にたいと思って行われているのではなく、生き延びるための最終手段であることを知り、まわりの人が早めに自傷に気付き、支援することが大切であると感じました。
今年度も新型コロナウイルス感染症の影響により、なかなか計画どおりに活動できないこともありましたが、感染症対策をしっかりと行ってフィールドワークを実施しているゼミや、ネットを活用してアンケート調査を行っているゼミなど、どのゼミも工夫して取り組んでいました。発表会当日は、各ゼミの発表に対して活発な質疑応答行われ、参加者全員がより深い学びを得ることができたと思いました。
この教養演習を通じて身に付けた知識や能力をこれからの学びに活かしてほしいと思います。私たちに学ぶ機会を提供し、陰で支えてくれた教員の皆様をはじめ、フィールドワークにご協力くださった地域の関係者の方々、1年次学生をサポートしてくれた先輩の学生チューターの方々に心より感謝を申し上げます。
報告:発表会運営委員長 西島 伊咲(看護学科1年次、沖縄県立名護高校出身)
2021年度「教養演習Ⅱ」全学口頭発表会(ハイブリッド形式による発表)