名桜大学では、新しい統合型国際理解特別講義「文化認識・異文化コミュニケーションコース」を実施しました。このコースの大きな目的は、MOOC(Massive Open Online Course)、Microsoft Teams、Flipgrid、Telegram、Zoom、そして直接対面での指導を通じて、オンラインとオフラインの学習プラットフォームを統合し、異文化間学習の機会を提供することにあります。この統合的なアプローチにより、インタラクティブなタスクを通じて、自立的かつ批判的に異文化学習に取り組むことができ、また、海外の大学の学生との異文化コミュニケーションの機会も得ることができました。
このコースには27人の学生が参加し、Telegram(SNS)やFlipgridを通じて、アルジェリア、コートジボワール、ブラジル、イスラエル、マレーシア、メキシコ、フィリピン、スリランカ、台湾、トルコ、スペイン、韓国などから150人以上の大学生が参加しました。
このコースは、パンデミックの影響で学生の移動が制限されている状況下で、異文化学習のための複数のプラットフォームを活用した有益な教育事例となっています。コースはすべて英語で行われ、学生は英語を通して異なる言語と文化的背景を持つ他の学生と実践的な英語のコミュニケーションを体験することができました。
報告:タン エンハイ(リベラルアーツ機構 准教授)
< 参加学生の声 >
オンラインでも実践的な英語教育
近藤 由奈 (国際学群1年次、愛知県・光ヶ丘女子高校出身)
国際理解特別講義で私は、英語を日本にいながらも日常生活に取り入れられるということを実感しました。テレグラムというチャット機能を使って他国の学生と毎日連絡を英語で取り合ったり、フリップグリッドという機能で動画を撮りお互いの文化などを共有したりしました。その全てが今までの英語教育では体験したことがなく、とても実践的であり、他国の人と会話をできることが新鮮で感動的でした。
自分に自信をつける
刈谷 志乃美 (語学教育専攻3年次、岩手県立高田高校出身)
私は、自分の自信のなさや内気な性格を変えたいと想い、この講義を受講することに決めました。さまざまな国の文化を知ることができ英語を毎日使うことができました。リーダーとして、全員が会話に参加できるように日々の一コマを会話するのは楽しかったです。この経験から自分に自信を持つことができるようになったと思います。
世界中の学生とつながる
具志堅 絢音 (語学教育専攻4年次、沖縄県立名護高校出身)
この授業では、SNSでのやりとりやzoomでの交流、国際理解についての講義、文化を発信するビデオなど、世界中の人と関わりながら学びを深めることができます。特にSNSでは日常的に英語を使う習慣が身に付き、英語や他国の文化について楽しく学ぶことができました。世界中に友人ができたことも嬉しかったです。