多数の国々が懸念を表明している中、2022年2月24日にロシアはウクライナへ侵攻し、今なお攻撃は止むことなく、戦場は拡がり続けています。ウクライナ国民の日常は恐怖と悲しみに満ちた非日常と化し、罪なき人々が犠牲となっています。
本学の建学の精神である「平和・自由・進歩」には創設に尽力された先人の意志が込められています。熾烈な沖縄戦を体験され、教育の力を信じて、学生と教職員に託した強い思いが込められています。ウクライナであろうとロシアであろうと、今般のロシアの軍事行動に反対し、平和を願う多くの人々は深く傷ついています。国内でも留学生をはじめとして両国出身の人々が生活しています。彼ら彼女らが一日でも早く平穏を取り戻すことを願います。
平和を破壊し、武力によって一方的に現状変更を行おうとするロシアの軍事行動を我々は決して許しません。今すぐロシアは侵攻を止めて、対話により解決するよう求めます。
2022年3月7日
名桜大学学長 砂川昌範