地域経済分析システム(RESAS:リーサス)を活用して地域を分析し、地域を元気にするような政策アイデアを競う「地方創生☆政策アイデアコンテスト2021」に応募した「名桜大学RESAS研究会 名護市チーム」「名桜大学ヘルスサポート」が、内閣府沖縄総合事務局長賞をダブル受賞しました。
また、全国大会の最終審査会のファイナリストにもノミネートされ、令和3年12月11日(土)に開催されるプレゼンテーション審査に出場します。全国963件の応募から第一次審査を通過した27組(高校生・中学生以下の部、大学生以上一般の部、地方公共団体の部に各9組)に本学の2チームが含まれる快挙となりました。
令和3年12月7日(火)には、内閣府沖縄総合事務局で表彰式が執り行われ、同2チームに田中愛智朗内閣府沖縄総合事務局長から、表彰状が授与されました。
RESAS研究会名護市チームは、RESASの活用により、名護市の人口動態や産業の現状を分析したうえで、さらに国内のコーヒー市場を調査、分析し、"コーヒー"に着目した地方創生のアイデアを「国産コーヒーで一息 やんばるOWNERSコーヒー 〜月定額でコーヒーの木のオーナーになろう〜」と題してまとめあげました。コーヒーの栽培に適した土地、名護市における新たなビジネスモデルとして、サブスクリプションモデル、ワーケーションモデルを活用した「やんばるOWNERSコーヒー」のサービスを通した地方創生のアイデアを提言しました。
チームリーダーの若松あゆみさんは、「観光客が少ない冬季、さらに新型コロナウイルスの影響による観光客減少をどう解決するかという問題提起にはじまりました。オンラインによる話し合いを重ねていく中で、うまくコミュニケーションがとれないこともありましたが、ビジネスパーソンには欠かせないコーヒーと、ワーケーションを掛け合わせたプランを作成しました。表彰いただきうれしさと同時に、全国最終審査に向けてがんばりたいという気持ちでいっぱいです」と意気込みました。
ヘルスサポートチームは、「しぜんと、ね関係したくなる」と題し、RESASを活用して、大宜味村の人口動態や経済、産業を分析し、産・学・官・民の協働による関係人口の創出を目指して、滞在型フレキシブルオフィスの設置、週末マルシェの開催、レスポンシブル・ツーリズムという政策アイデアを提案しました。
チームリーダーの橋本萌美さんは、「活動当初は経済などの知識が乏しく、統計データやグラフの読み取りに苦労しましたが、発表に向けて、わかりやすく見せるために工夫を凝らしました。大宜味村のみなさんの調査へのご協力、様々な視点からの意見交換を通してアイデアをまとめることができました。関係者の皆様に感謝しています」と受賞の喜びを感謝の意に込めました。
最終審査会は、12月11日(土)10:00~18:00、オンラインで開催されます。視聴申込を行うと、どなたでも視聴できます。
名桜大学RESAS研究会名護市チーム
若松あゆみ、豊里恭之介、阿部壮佑、當山誠援(以上4人国際学群経営専攻3年)
名桜大学ヘルスサポート
糸洲瑠夏(スポーツ健康学科3年)、垣内日向(スポーツ健康学科4年)、喜入あすか(国際学群国際文化専攻3年)、岸川明日香(スポーツ健康学科3年)、橋本萌美(スポーツ健康学科3年)、福留千春(スポーツ健康学科3年)、宮田龍之介(スポーツ健康学科2年)
「地方創生☆政策アイデアコンテスト2021」のホームページ(コンテストの概要、最終審査会の情報など)はこちら
https://contest.resas-portal.go.jp/2021/index.html
沖縄総合事務局長賞受賞者情報はこちら
https://contest.resas-portal.go.jp/2021/keisan_award.html
表彰状を受け取る若松さん
表彰状を受け取る橋本さん
RESAS研究会名護市チーム一同。田中内閣府沖縄総合事務局長(中央)、サポートしたRESAS研究会 顧問 草野泰宏准教授(左端。国際学群経営情報教育研究学系)とともに
ヘルスサポート一同。サポートしたヘルスサポート顧問 高瀬幸一教授(後列右端。人間健康学部スポーツ健康学科)