現在、COVID-19の影響により多くの国で渡航制限が行われているため、本学の学生は海外交流プログラムを通じて異文化コミュニケーションを体験する機会を奪われています。2021年3月、日本、イスラエル、フィリピン、プエルトリコ、韓国、台湾、トルコの7カ国の教師が集まり、4月から6月までの10週間、文化および言語的背景の異なる87人の大学生がオンラインでの交流を行うプロジェクトに参加しました。
このプロジェクトは、異文化理解を深め、コミュニケーション戦略とデジタルコンピテンシーを向上させる目的で実施されました。本学からは、英語コミュニケーションのクラスに在籍する33人が参加しました。
参加者は、ソーシャルメディアアプリ「Telegram」を使って小グループに分けられ、ビデオプレゼンテーション、音声録音、テキストを活用し、本格的な会話を行いました。グループメンバーは3週間ごとに入れ替わり、参加者は最初の2週間は与えられたトピックに基づいてビデオをアップロードし、3週目には各グループのリーダーが企画する同期のオンラインミーティングを計画することになっていました。10週目には、学生と教師全員によるZoomミーティングが開催されました。
参加者の98.4%が、良い経験だったと答え、今後も同様のプロジェクトに参加したいと回答しました。このプロジェクトは、10月に10カ国からの学生を迎えて再び開始されます。
報告:タン エンハイ(リベラルアーツ機構 准教授)
7カ国の教師が集まり、異文化交流プロジェクトを開催
「Telegram」を使用したオンラインでの交流
(ビデオ、音声録音、テキストを活用した会話)