令和3年4月21日(水)、名護市学習支援教室ぴゅあ(顧問:嘉納 英明、以下「ぴゅあ」)の第1回総会&学習会を行いました。総会では、教室長等の新役員の紹介を行いました。学習会では、本教室の立ち上げに至った経緯や初代の先輩方のぴゅあに対する思いや考えを学び、あらためて中学生の支援に精一杯励んでいきたいと強く感じることができました。
ぴゅあでは、週3回、名護市内の生活困窮世帯の中学生を対象に本学の学生が学習支援を行っています。中学生への学習支援に加えて、生徒の不安や悩みに寄り添う等、内面的なサポートにも力を入れて活動しています。これまで、クリスマス会や社会見学等も実施しました。ぴゅあに通うことで、よく話すようになった生徒や意欲的に学習に取り組むようになった生徒、「ぴゅあが楽しい」と言ってくれる生徒等、多くの変化を見ることができ、支援活動に大きなやりがいを感じています。
今回の学習会では、名護市役所の方をお招きし、生活困窮者自立支援法の内容や沖縄の子どもの貧困が深刻な問題となっている中で、貧困に苦しむ子どもたちの支援、貧困の連鎖を防ぐための支援が特に重要であることを学びました。また、中学生により良い支援を行うために、初代の先輩方が頑張ってこられた姿、試行錯誤をしながらも懸命に中学生の支援に励む姿に、感銘を受けました。これから活動していく私たちもこの思いを引き継ぎ、中学生を全力でサポートできるよう努力していきます。学生として私たちができることは何か、常に考えながら、また、支えてくださる周囲の方々への感謝を忘れず、精いっぱい支援に励んでいきます。
報告:ぴゅあ教室長 横山 綾華(語学教育専攻3年次、広島県立府中高校出身)
新役員の自己紹介。先輩の思いを継ぎ、生徒へ寄り添った支援を