令和元年度名桜大学学生表彰式を挙行
令和2年3月19日(木)、本学本部棟4階第一会議室にて令和元年度名桜大学学生表彰式が執り行われました。
この学生表彰は、学生の教育・研究、学習成績、スポーツ、ボランティア等の活動に対して功績が認められた者を表彰します。令和元年度は、個人表彰12人、団体表彰7団体が表彰されました。
表彰式では、山里勝己学長より受賞者一人ひとりに対して賞状が授与されました。山里学長は受賞学生に対し祝福の言葉を述べた後に「皆さんの様々な活躍を誇らしく思います。皆さんはこれから社会に出てリーダーとして活躍する人達です。本学で学んだことを基礎とし、冷静でクリティカルに世界を見る眼をもって、健康で活躍し、豊かな新しい時代を切り開いて行くことを期待しています」と挨拶しました。
表彰学生及び関係者一同
令和元年度学生表彰受賞者
個人表彰の部
吉近 泰生(スポーツ健康学科2年次、鹿児島県立南大隅高校出身)
石田 真矢(語学教育専攻4年次、群馬県立前橋高校出身)
宮里 杏奈(語学教育専攻4年次、沖縄県立普天間高校出身)
林 深愛(語学教育専攻4年次、長野県小諸高校出身)
内之倉 静香(看護学科4年次、宮崎県立宮崎大宮高校出身)
古波蔵 瑞希(観光産業専攻4年次、沖縄県立向陽高校出身)
武野 知恵(看護学科4年次、宮崎県・宮崎日本大学高校出身)
島袋 彩(看護学科4年次、沖縄県立名護高校出身)
鈴木ジェームス アキラ(語学教育専攻4年次、沖縄県立与勝高校出身)
宮川 寛太郎(情報システムズ専攻4年次、京都府立鳥羽高校出身)
谷吉 木乃美(語学教育専攻4年次、鹿児島県立武岡台高校出身)
加藤 小春(観光産業専攻4年次、新潟県・東京学館新潟高校出身)
団体表彰の部
名桜大学ヘルスサポート
代表学生:内之倉 静香(再掲)
名桜大学RESAS研究会
代表学生:小原 正也(経営専攻3年次、大分県立大分南高校出身)
現代中国研究会
代表学生:翁長 佑吏(観光産業専攻3年次、沖縄県立向陽高校出身)
R.E.A.L.
代表学生:堀之内 裕一(国際文化専攻3年次、鹿児島県立鹿児島南高校出身)
名桜大学育児支援「ふれんどまみぃ」
代表学生:松尾 菜央(看護学科4年次、福岡県立伝習館高校出身)
名桜ウェルナビ
代表学生:森 愛理(国際文化専攻4年次、愛媛県立今治北高校出身)
名桜大学ライティングセンター
代表学生:原田 智子(大学院看護学研究科1年次)
受賞学生インタビュー
「やりたいことに夢中になれた学生生活」
宮里 杏奈さん
大学生活で中心となったのは学習支援活動でした。特に名護市学習支援教室は、貧困世帯の子どもの居場所づくり・学力向上のため行政と協力して支援を行います。3年次まで週5日の活動すべてに参加し、運営にも携わりました。総活動時間は気付けば620時間にものぼりました。また1年間の休学期間では日本語パートナーズとしてインドネシアの高校で日本語教育にも携わりました。両活動での教え子たちは1000人以上となり、私のかけがえのない財産です。
私の目標は、常に学び続ける教師であることです。教師として子どもたちと関わるには、経験豊かな「おもしろい人」でありたいと考えています。机上の知識だけが学びではありません。私にとっての教室は社会全体、先生は出逢う人すべてです。大学ではリスクを恐れずやりたいことに全力を注ぐことができました。これからも常に好奇心と向上心を忘れず、豊かな経験を積んでいきたいです。
「常に目的意識や向上心を持つこと」
名桜大学ヘルスサポート 代表 内之倉 静香さん
私たちは、北部12市町村を中心に沖縄県の健康長寿支援を目的として、自治体と企業と協働し、東村や大宜味村、うるま市での健康測定・運動教室、学内でのJOYBEATROOMの運営などを行っています。2019年度は、沖縄県事業や沖縄県医師会事業、沖縄県の主力の健康関連事業についても共同で実施しました。
4年間のヘルスサポートでの活動を通して、幅広い年齢層の地域住民とのコミュニケーションの楽しさや人とのつながりの大切さについて学ぶことができました。また、地域や規模の異なるイベントへの参加を重ね、地域毎の特徴や健康課題・改善のために私たち学生ができることは何かを考え、目的意識を持って次の健康支援活動に取り組むことの必要性と難しさを学びました。さらに、1年間ヘルサポ長として総勢103人の組織運営を経験しました。
これらの経験を生かし、卒業後は地元宮崎市で、常に目的意識や向上心を持ち、学びの幅を広げ、誰からも信頼される保健師を目指して日々努力していきたいと思います。
「一つひとつ課題をクリアし、自信へ」
現代中国研究会 代表 翁長 佑吏さん
私たち現代中国研究会は、2017年4月に設立しました。中国理解、中国語習得、琉球・沖縄理解を中心に、地域振興への貢献を活動の柱としています。自分の興味のある分野でプロジェクトを立ち上げ、地域と連携しながら活動しています。主な活動として、観光方面では「北部広域市町村圏事務組合地域貢献等活動」の採択を受け、中国や台湾の観光客誘致のため、北部地域の観光資源発掘に関する海外市場調査を進めています。北部地域の観光客数や、観光地の実態を把握することで課題を設定し、どのように解決すれば良いのか、また中国語圏観光客は北部観光に何を求めているのかを調査することで、観光の需要と供給をマッチングさせることを目標としています。また、教育方面では、沖縄県教育旅行推進事業の教育旅行アドバイザーとして、中国の南開大学・国立台湾大学の大学生・大学院生へ向けて、沖縄の魅力を国際的な視点から発信し、沖縄教育旅行誘致につなげました。
私たちが良いと思ったものを相手も良いと思ってくれる感覚を経験し、一つひとつ課題をクリアしていくことにより、海外の人が相手でも沖縄をPRすることができる自信にもなりました。これからの時代、海を越えて、国を越えて、今回のような国際的な依頼が今後も増えると思います。貴重な経験と刺激的な活動で培った何事にもチャレンジする精神、失敗を恐れない精神で、沖縄の魅力を世界に発信していきたいです。
「実践的英語教育のサポートを行って」
自由英語学術研究会R.E.A.L. 代表 堀之内 裕一さん
私たち自由英語学術研究会R.E.A.L.(Recognize English Academic Laboratory)は、2017年度の発足以来、本部町教育委員会と協働で「本部町立上本部小学校及び中学校実践英語授業」に参画し、県北部の小中学生の実践的英語教育のサポートを行いました。学習支援においては、小中学生、本学学生共に高い学習効果の実感を得られています。また、今年度には学内における英語でのコミュニケーションを図る「English Cafe」の実施や、国頭3村を対象とした「しまくとぅば」を調査してその英訳やそれを反映させた観光マップ作製、名護市内における飲食店のメニューの英訳等、活動にも幅が広がっています。次年度以降も学んだ語学力を地域に活かすとともに、次年度は学術的要素をより含んだ活動も取り入れ、学生が英語を用いてやりたいことを現実(REAL)のものにしていく活動を続けていきたいです。