令和元年度 スポーツ健康学科インターンシップ報告
インターンシップを振り返って
本年度のインターンシップは、90%以上が県内、1人が県外を実習先として行われました。実習先は、公共機関(県庁・市町村役場)とスポーツ関連施設が各40%弱と最も多く、その他IT関連企業やホテル、自動車販売店において実習を行った学生がいました。県庁でのインターンシップは、スポーツ健康学科からは初めての参加となりました。
スポーツ健康学科のインターンシップ受講生が、もっとも困難だったと振り返るのは、学生自らがインターンシップ先を選定することです。将来のビジョンが不明確な学生にとっては、まずどの分野を目指すのかを考えるところから始まり、業界・職種研究を行いました。そして、具体的にインターンシップ先を決め、実習先には自ら連絡をとり、実習を受け入れてもらえるよう調整を行います。教員は、スケジュール管理や情報提供といったサポートに徹することで、学生は「自ら考え行動する力」を身につけました。
受講生がもっとも有益だったと感じている授業内容は、専門家を招聘して行う「ビジネスマナー研修」です。実習中に必要となる言葉遣いや礼節だけでなく、実習先と連絡をとるための電話やメールのマナー、履歴書の書き方も学びました。実用的な内容であり、個別指導もあるので、学生の成長には眼を見張るものがありました。そのためか、実習先からも礼節に関して総じて高い評価を得ております。
インターンシップの授業を通して、抽象的だった就職活動が具体的になり、行動力や自立性を身につけていく学生を目の当たりにいたしました。インターンシップ終了後に、すでに次のインターンシップを行ったという報告も受けました。学生の成長を実感できるのは、私にとっても貴重な経験となりました。御協力いただいた受け入れ企業の皆様、ビジネスマナー講師、教務課職員、広報課職員、学科教員の皆様に、この場をかりて御礼申し上げます。
総評:岡部 麻里(人間健康学部スポーツ健康学科 准教授)
真剣に報告を聞く参加学生 | 自身の経験を仲間と共有 |
将来への第一歩
垣内 日向さん(スポーツ健康学科2年次、大阪府立三島高校出身)
実習先:沖縄県庁(スポーツ振興課・空手振興課)
私は沖縄県庁のスポーツ振興課と空手振興課の2部署でインターンシップをさせていただきました。スポーツ振興課では、知事との意見交換会や諸団体との調整会議に参加させていただきました。空手振興課では、空手会館の視察や空手関係の資料収集などをさせていただきました。全てのことが初めての体験で戸惑っていましたが、職員のみなさんに助けていただき、楽しみながら行うことができました。
インターンシップに参加したことで、仕事がどのようなものであるかが自分の中でイメージできるようになりました。また、社会人と比べて自分には何が足りないかがわかりました。これからの大学生活、就職活動の際にも役立てられます。
インターンシップに行くには少し勇気が必要なことかもしれません。その勇気を出して後輩の皆さんにもインターンシップに参加してほしいです。
自ら行動し挑戦することの大切さ
屋良 柚希さん(スポーツ健康学科3年次、沖縄県立普天間高校出身)
実習先:The Busena Terrace
私は、ザ・ブセナテラスでインターンシップを行いました。ザ・ブセナテラスでは、ファヌアンというレストランやリフレッシングカウンターというプールサイドのバーのようなところでの料理の提供、ルームサービスなどを体験させていただきました。
ファヌアンでは、ゲストへの料理の説明が一番難しく、挑戦した料理は少なかったのですが、挑戦してみることで注意点等を次に生かすことが出来ました。また、自ら指示を仰ぐことで沢山の仕事をさせてもらうことが出来ました。このことから、挑戦することの大切さや自ら行動することの大切さを学びました。大学生活で求められていることを社会と直結して考え、自分に不足しているものをみつけるためにインターンシップに参加することはとても大きな価値があると思います。
インターンシップは、社会で必要なものや身に付けなければならないものを見つけ、自分の将来を見つめ直せる良い機会だと思うので積極的にインターンシップに参加してほしいと思います。