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2019年度保健師スキルアップ研修会を開催

掲載日:2019年12月27日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 教職員向け , 教育・研究活動レポート , 看護学科

2019年度保健師スキルアップ研修会を開催

 令和元年9月14日(土)、看護学科地域看護領域では、地域で活躍する保健師や医療福祉関係職の質向上を目的に「保健師スキルアップ研修会」を看護学科棟講義室にて開催しました。

 今年度は、島根大学医学部看護学科の小笹美子教授をお招きして「保健師による虐待を予防の支援」をテーマにお話いただきました。当日は、本島内の行政機関保健師、助産師、看護師23人が参加しました。小笹教授は、沖縄県内の大学で長く保健師教育に関わり、研究においても児童虐待の問題に取り組まれ、保健師魂のあり方の示唆が得られる先生です。

 講演では、初めに「保健師がなぜ虐待予防に取り組むのか」を憲法や児童憲章と関連させて読み解かれました。さらに、児童相談所の相談件数や子ども虐待の事例の検証をもとに子どもの虐待の動向と問題点、虐待リスクの要因など、現場の母子支援に活かせるような内容でした。またグループワークでは模擬の家族事例をもとに「あなただったらどうするか」の問いかけがあり、事例のアセスメントや支援の方法について、参加者みんなで和やかに、かつ真剣に考え、ディスカッションを行いました。参加者から、「講演の内容がわかりやすい」、「事例を通しての説明が理解しやすい」、「多くの人に聞かせたい」、「参加できて良かった」など、多くの感想が寄せられました。地域の現場では、保健師や関係職の方々が多種多様な支援を必要としている住民に向き合い、どう支援するかと日々模索しながら役割を担われております。この研修が、保健医療福祉の専門職の交流と課題解決の方法を見つけ、学びとなる機会になっていることを実感できました。

報告:島袋 尚美(看護学科 助教)

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真剣な様子でディスカッションを行う参加者

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