2019年4月13日(土)、看護学科第13期生の1年次87人、編入生5人を迎えての新入生教育研修が開催されました。教育研修テーマは、「仲間との絆を築き・先輩の優しさに触れ・教員の愛に触れ今の出会いに一期一会」です。担当となる2年次が大学での参画型教育の学びを共有する時間として約5ヶ月の期間をかけ取り組んできました。教育研修準備として印象深かったのは、「あなたも私も主人公」という、2年生の担当、1年次、教員と思い思いのイラストを描いてもらうアイデア満載の資料づくりでした。また、名桜OB教員から伝授してもらった秘伝カードメソッド~ゆんたくカード~では、担当の2年次は練習やディスカッションを重ねながら例年以上の取り組みを進めてきました。
当日の教育研修は、午前中は北部生涯学習推進センターでのレクリエーションが行われました。開始時は、緊張した様子の新入生も、レクリエーションでの学生・教員との交流や身体を使ってのドッジボールに参加することで次第にイキイキとした表情で笑顔がみられました。昼食は、ゼミごとの担当教員との交流を兼ねたバーベキューを味わい、楽しむ姿や、3,4年次の先輩学生の参加があることで、研修会場がより賑やかとなっていました。研修の最後は、教育研修の核となるカードメソッド~ゆんたくカード~です。「大学で自分をレベルアップさせるアクションとは?」をテーマに2年次がファシリテーターとしての役割を担いました。今回、SAKURAUMスカイホールでの研修実施となることで、やんばるの海・山を望む豊かな景観を楽しみながら、新入生は、ゼミでのディスカッションを堂々と発表する姿がみられました。これからの成長が大いに期待できます。新入生からの教育研修の感想は、「ゼミの仲間や先輩、先生方との交流を深める機会となった」「教育研修のイメージは硬いものだと思っていたが、楽しい時間だった」「これからの大学生活をチャレンジしながら過ごしたい」という充実したことが伺える内容でした。教育研修は、入学後の慣れない時期に交流を深め、横・縦との繋がり、「対話」をすることの大切さを学ぶことができる名桜大学ならでは取り組みともいえます。また、教育研修を運営した2年次にとってもこれまで学んだ参画型教育を考え、そして協同作業を取り組むことでさらなる成長と自律にむけたに学びの時間にもつながったようです。教育研修は、1,2年次の先生方を中心に、先生方には学生の学びをご指導・ご支援いただくことで充実した新入生教育研修を行うことができました。皆様のご協力に感謝いたします。
総評:看護学科2年次担当 長嶺 絵里子(看護学科 助教)
BBQで仲良く昼食をとる新入生
カードメソットの研修結果を発表する新入生
ジェスチャーゲームで親睦を深める新入生
新入生の声「自分のルールを持って励みたい」
東谷 玲七さん(埼玉県・花咲徳栄高校出身)
入学前は環境の違いや知り合いがいないことに不安もありましたが、今回のレクリエーションを通してクラスメイトや先輩方とも交流も深まり、大学生活がより一層楽しみになりました。また、主体となって研修を計画・実行し、楽しい時間を作ってくださった先輩方をとても尊敬しました。
大学生活では、分からないことはその日のうちで解決する等、自分ルールを作って勉学に励みたいと思います。将来は国境なき医師団に参加することが目標なので、看護学科で学ぶ知識をしっかり吸収し、英会話やTOEICの取得など外国語学習にも力を入れたいです。また、沖縄の自然にも触れていきたいので、趣味のサイクリングや憧れだったビーチパーティーなど、プライベートも満喫しながら、サークル活動にも積極的に参加して、意欲的に過ごしたいと思います。
2年生の声「『楽しむ』をモットーに!」
田原 彰希さん(看護学科2年次、沖縄県立具志川高校出身)
去年、1年生としてこの研修プログラムに参加したときは「楽しい」という気持ちでいっぱいでした。しかし、今回は企画する立場になって大変さを実感しました。私はリーダーとして「運営側も楽しむ」ことを大切にし、企画を進めました。1月から準備を始め、春休みも集まって計画を練りました。2週間前には何度もシミュレーションを行い、当日に備えました。ゴールの形が決まっていないので、皆をまとめるのが難しく、リーダーとして力不足を感じましたが、各係のリーダーの協力、研修プログラムを担当してくださった長嶺絵里子先生の手厚いフォローのおかげで、無事に当日を迎えることができました。1年生に「楽しい」と言ってもらえたときは、手応えを感じ、とても嬉しかったです。
2年生になって、先生と学生の繋がりの強さを改めて実感しています。今回の反省点を1年生に伝えて次に活かせるように、何でも聞ける頼れる先輩を目指して頑張ります。