平成31年度スポーツ健康学科1年次および編入生を対象とした教育研修を4月13日(土)、東村のつつじエコパークで実施しました。参加者の106人は1、2組と3、4組の2グループに分かれ、上級生のチューターとともに、PA(Project Adventure)プログラムによる研修を行いました。
PAプログラムは大自然の中で行っていた冒険教育の要素の一部を抜粋して再構成し、既存の学校教育現場での体験教育に使用できるように、米国の教育者たちが開発したプログラムです。今年度は特に、初年次教育の一環として例年実施しているアイスブレイクとチームビルディングに加え、「何かを見つけ、視野を広くする」、「コミュニケーション、スキンシップ」「協力、助け合う」「答えを見つけ出す、やり遂げる」「個人を尊重、信用・信頼する」「本物とは?自分が為すべきこととは?」といったテーマをプログラムの中に組み込んで、新しく再編成した内容で実施しました。
参加した学生たちは、プログラムを通じて提示された各課題に対して、連携して答えを導き出すことができました。これから4年間苦楽をともにする学友たちと友情を育み、学生としての基本的な姿勢を熱心に学んでいる彼らの姿は今後の活躍を大いに期待させるものでした。これからの成長がとても楽しみです。
総評:スポーツ健康学科 初年次教育担当 遠矢 英憲(人間健康学部スポーツ健康学科 上級准教授)
アイスブレイクで打ち解け合う1年生
クライミングウォールに挑戦!
協力し、助け合いながら課題に取り組みました!
「相手を信頼し、信頼される人に」
玉城 二千夏さん(沖縄県立首里高校出身)
私は将来、地域の方を笑顔にできる健康運動指導士となり、地域の方の健康をサポートしたいと思い、名桜大学へ入学しました。名桜大学は、ボランティア活動が活発で、実際に地域の方との関わり、自分の学んだことが生かせる実践的な経験を積めることも魅力に感じました。
PA体験では、一つ目の目標を達成するためにグループで考えてやり抜いたときはとても盛り上がり達成感を感じました。一人ひとりが意見を出し合い、それぞれを信頼し、信頼されているのを感じたときは、とても嬉しく、充実した1日になりました。
大学生活では、ヘルスサポートの活動に参加し、地域の方の健康づくりに携わりたいと考えています。沖縄県が再び「長寿の島」と言われるよう、学んだことを活用し、頑張りたいと思います。
「協力することの大切さを実感」
金子 暉さん(静岡県立磐田西高校出身)
PA体験は、想像していたより難しく、みんなで協力しなければ成功しないことが多くありました。そのような経験から改めて協力することの大切さを実感しました。研修では、周囲の人と積極的にコミュニケーションをとることや、リーダーシップをとることを意識しました。スポーツ健康学科の学生は、元気な学生が多く、楽しみながら課題をクリアし、時が経つにつれ自然と打ち解けあうことができました。
これからの大学生活では、スキューバダイビングの科目など、実技科目を履修することが楽しみです。卒業後は、積極的に行動でき、多くの人に信頼される人になれるよう頑張っていきたいと思っています。