2019年度教育・養護実習出発式を開催
2019年度教育・養護実習出発式が4月12日(金)講義棟110教室にて開催されました。緊張と不安、そして期待の入り混じった表情の学生に、出席した教職員より激励の言葉が送られました。
はじめに、板山勝樹教員養成支援センター長より「教員に求められる要素4点、①子どもと向き合う。②他者と協同して取り組む。③物事を多面的に見る。④『組織の一員』の自覚があること。そして、学生としてではなく、教師としての自覚と感謝を忘れずに実習に臨んでほしい」との言葉が送られ、学生は実習を前に気を引き締めたようでした。
また、実習生を代表して兒玉 聡也さん(国際文化専攻4年次、静岡県立藤枝明誠高校出身)、与座 実波さん(経営専攻4年次、沖縄県立名護商工高校出身)、山岸 希望さん(情報システムズ専攻4年次、沖縄県立美来工科高校出身)、石松 颯太さん(スポーツ健康学科4年次、大分県立日田高校出身)、稲吉 真悠さん(スポーツ健康学科4年次、宮崎県立延岡高校出身)が抱負を述べました。そして、大城王希さん(スポーツ健康学科4年次、沖縄県立宜野座高校出身)の掛け声により、全員で「エイエイオー!」と意気込みました。
最後に、神田奈津子先生(スポーツ健康学科准教授)より「求められる教師像を胸に、先生方、子どもたちから学び、子どもたちの姿から自らの教育をふり返るように」とのお話がありました。
5月中旬から9月末にかけて2~4週間の教育実習が実施されます。実習生63人にとって今回の実習が、充実したものとなるよう期待しています。
報告:長田 萌(教員養成支援センター係員)
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板山先生からの激励の言葉 |
真剣な面持ちでメモをとる学生 |
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実習生全員で気合の入った掛け声! |
神田先生の挨拶 |
実習生の抱負
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兒玉 聡也さん 教科:英語 教育実習は、1年生から教職の授業を取り続けて、4年生になってようやく経験できる貴重な場です。ですので、できる限りの準備をし、自分なりの全力を尽くすという姿勢と、どんなことでも体験するという積極的な態度で臨みたいと思います。
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与座 実波さん 教科:商業 教職の講義で学んできた学習指導案の書き方や授業展開の仕方を実践し、実習で出会う生徒や先生方などから多くのことを学び、実りある実習にしていきたいです。また、母校での実習ということもあり、私の高校時代の経験や思い出について話すことで、生徒たちが今後の学校生活で何か一つでも「頑張ってみよう」「一歩を踏み出してみよう」と考えるきっかけになればいいなと思います。
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山岸 希望さん 教科:情報 スマートフォンやパソコンといった情報機器が身近にあるにもかかわらず、情報という分野に興味・関心を持つ人は多くないです。情報と聞くとプログラミング等の難しいイメージが先行してしまい、とっつきにくいという意見をよく耳にします。このようなことから、今回の教育実習では、どのような授業を行えば情報という教科に興味・関心を持ってもらうことができるのかを課題に取り組みたいと考えています。また、授業の技法や生徒との関わり方といった点も積極的に学べたらと考えています。
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石松 颯太さん 教科:保健・体育 私たちは、1年次から今日に至るまでの教職課程において、教職に関する知識や技能、教員としての心得を学んできました。その集大成として今回実習に行かせていただきます。これまでの学びを実践するだけに留まらず、現場での新たな学びや発見を得ることが我々実習生の使命だと考えています。 また、私を含め今年度も多くの実習生が沖縄県北部の学校にお世話になります。私たち一人一人が実習をさせていただくことに対する感謝の気持ちと、名桜生として、また、教員を志す者としての自覚と責任を持ち、実習に臨むことを決意します。
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稲吉真悠さん 教科:養護 私は、教育実習を迎えるにあたり、3つの目標を立てました。 1つ目は、教職員や関係諸機関、児童との関わり方について学ぶことです。実習では、養護教諭がどのように教職員や関係諸機関と関わり、情報共有や連携を行っているのかについて学びたいと考えています。2つ目は、児童との関わりを大切にして、児童の実態や私なりの関わり方を見つけることです。3つ目は、根拠を持って対応することです。今回の実習では、対応する児童のアセスメントを適切に行い、全ての行動に根拠を持つように心掛けます。また、少しでも疑問に思ったことはすぐに担当教員に質問して、行うべき対応だけでなく、その根拠について学びたいです。そして、今の自分がどこまでできるのか、養護教諭になる上で至らない点を見つけて、残りの学生生活の目的と目標を見つけることのできる、充実した教育実習にしたいです。
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