平成31年度前期LLC事前オリエンテーションを実施!
名桜大学言語学習センター(LLC)は、毎学期開始前にチューター事前研修会(LLCオリエンテーション)を実施しています。今年度は前年度の実施要領を改善し、「運営業務に関する研修会」と「チュータリング技術に関する研修会」の2部に分けて実施しました。春休み期間にも関わらず、リーダーや先輩チューターたちを中心にトレーニングの準備を進めていきました。特にリーダーの2人は、ほとんど毎日のようにLLCに通い、万端の準備を整えました。
一日目のトレーニングは「運営業務に関する研修会」で4月10日(水)9:30~15:30に学生会館SAKURAUM4Fカンファレンスルームにて行いました。今学期レギュラーメンバーとしてLLCに雇用された12人の学生と教職員2人が参加しました。午前中は、受付業務およびLLCオリエンテーションの仕方について研修を行い、午後からはLLCの教材紹介と教材貸出方法を実践練習しました。また、職員により学生主体で運営するLLCに不可欠な担当業務の目的と種類を紹介し、担当業務はLLCの運営をスムーズに進めるため、個々のチューターの才能を伸ばす、あるいは活かすため、そして何よりもLLC利用者が外国語学習のニーズを満たせる環境を作ってくためであることが説明されました。総合的に活動やディスカッションを多く取り入れて、先輩後輩共に考えながら参加できる効果的な研修会でした。特にディスカッションは、現在のLLCの課題に対するアイデアも共有でき、新学期開始前のよき目標設定準備の機会となりました。
4月12日(土)9:30から15:30に実施したチュータリングスキルに関する研修会も、同じ学生会館SAKUAUM4Fのカンファレンスルームにて実施されました。2人の日本人専属チューターも含め14人のチューター全員が参加しました。チュータリングの基礎となる4つのトレーニングトピックを午前午後に分けて行いました(プログラム参照)。4つのプログラムのうち、3つは先輩(経験)チューターによるトレーニングでしたが、よく準備されたトレーニングで、定義、ディスカッション、ロールプレイが含まれており、実際の現場ですぐに使える知識と技術を習得しました。ここでも、リーダーおよび先輩チューター達の活躍は大きく、新チューターも先輩たちと信頼関係を築いている様子が伺えました。
まとめとして、今学期初めて実施した2日間の研修会、チューターたちのフィードバックからも、役立つトレーニングだったとの意見も多く、充実した研修会となったことが感じられました。今後もこのような形で、事前研修会を実施していきたいと思います。今回はリーダーたちおよび先輩チューターたちが積極的に研修会を準備し、新チューター(後輩)たちに思いやりを持って指導していた姿が印象に残っています。このような学生が学生を支え、よいものを受け継いでいく伝統が、本学の特色として続いていくことを期待しています。
報告:笠村淳子(リベラルアーツ機構 准教授)
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