沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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小学校外国語活動合同授業を実施

掲載日:2019年3月6日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 教育・研究活動レポート

小学校外国語活動合同授業を実施

 平成31年2月19日(火)に名護市立稲田小学校にて、小学校外国語活動におけるアクティブラーニングT.T.授業(ティーム・ティーチング)を行ないました。この授業は、平成31年1月に設立された北部教育研修センターの研修プログラムの一環で、小学校教員と大学教員との合同授業として行なわれました。
 現在、小学校では次期学習指導要領の全面実施(2020年度より実施)を見据え、各教科において、主体的・対話的な深い学びを獲得するための授業構築が求められています。特に、外国語活動においては5、6年生からの外国語教科化に備え、授業の充実が重要課題の一つになっています。
 今回の合同授業には、7人の学生(R.E.A.L. 名桜大学自由英語学術研究会:代表 堀之内裕一)が学習支援員として英語でコミュニケーションを図るアクティビティーに参画しました。小学生は、学生によって提供された「主体的に英語を活用する場」において、外国語(英語)を体験的に学んでいました。同時に学生たちは、自らの外国語習得姿勢を省みて学習意欲向上につなげている様子が伺えました。今後とも、学生の外国語学習意欲向上や地域の学力向上に資する活動を積極的に実施して参りたいと思います。

報告:玉城本生(リベラルアーツ機構 助教)

01.jpg英語で質問する小学生とそれに答える大学生

02.jpg英語を使ってコミュニケーション

03.jpg英語を使って全員でフルーツバスケット

活動へ参画した学生の声

具志堅絢音(国際学群1年次、沖縄県立名護高校出身)
 稲田小学校での外国語活動支援に参加し、児童との触れ合いを通して英語を楽しんで学ぶことの大切さを学びました。授業で使う教材の準備や実際の授業を体験し、児童が英語を楽しいと思えるようにするにはどうすればいいかを常に考えている教員の努力を知ることができました。児童が楽しそうに英語を話す姿を見た時にはとても嬉しくなり、またこのような活動を続けていこうという気持ちを強く持ちました。教員を目指している立場として、実際の授業の準備、運営に関わることができとてもいい経験ができました。

吉谷里奈(国際学群2年次、山口県立下関南高校出身)
 今回の外国語活動支援では、どのようにしたら小学生が楽しみながら英語を学んでくれるのか、英語を好きになってもらえるのかを考えながら活動することを心がけました。どの児童も英語を使うということに積極的で、楽しみながら活動していたので自分も英語を学ぶ楽しさを改めて実感し、児童たちにもっと好きになってもらいたいと思いました。以前は積極的に英語を使う機会が少なかったのですが、この活動のように教える側に立つ経験を通して、より積極的且つ有効に英語を活用できるよう努めていきたいです。

島袋栄輝(国際学群1年次、沖縄県立名護高校出身)
 今回の稲田小外国語活動支援では、2つのアクティビティーを通して支援を行いました。フルーツバスケットは、皆で楽しく単語や質問の表現を覚えることができ、とても良かったです。2つ目のカードコレクティングでは、質問と応答の2つを基本に生きた英語を学べるので、児童にとっては良かったと思います。自分自身にとっては、教員を目指す上でとても有意義な経験になりました。児童がいかに楽しく英語学習のキッカケを掴むか、というのは教える側の考える1番の課題だと確信できました。今後も経験を積み、自身の英語力を向上させ、良き教員になれるように努めていきたいです。

松元航平(国際文化専攻3年次、沖縄県立向陽高校出身)
 今回の活動を通して、自分が小学校の時代にもこういった活動があったらよかったなと羨ましく思いました。英語を含め、言語は授業や教科書だけは不十分であり、特にスピーキングは実用的な練習が必要となります。重要なことはスピーキングも他の3技能同様に経験を積むことで伸びるものであり、何より楽しむことであります。今回の活動では小学生たちが楽しみながら学ぶ面でとても良いきっかけとなったと思います。今後ともこのような活動をR.E.A.L.の活動の一つとしてもっと活発にしていきたいです。

親泊里奈(国際学群1年次、沖縄県立宮古高校出身)
 今回、小学生の外国語活動支援に携わって多くの発見と学びを得ることができました。一緒に声を出して英語を口にするだけで子供たちがどんどん英語を話しだしてくれたり、楽しそうにゲームや質問をして答えてくれたりする姿を見ることができて本当に良かったです。私自身、今回の活動を通してさらに学びを深め英語での会話を積極的に行っていきたいと思いました。今まで以上に英語学習に前向きに向き合っていこうと考えることができ、本当に良かったです。

池原愛麗(国際文化専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)
 今回私は小学生と共に、授業で習った英語を実際に使ってみようという目標の下、ゲーム感覚で楽しみながら英語を使うアクティビティーに参加しました。小学生たちは初めの挨拶の時は緊張した様子でしたが、ゲームが始まってからは笑顔が多く見られてとても嬉しかったです。授業の後の交流では「今日楽しかった」「英語で『~持っていますか?』って言えた」などの感想をもらえて私たち大学生にとってもとても有意義な活動でした。今回の英語学習支援活動を通して英語を使ってのコミュニケーションが楽しいということを少しでも小学生のみなさんに知ってもらえたと思います。

石川若葉(国際学群1年次、沖縄県立名護高校出身)
 今回、稲田小学校5年生の学習支援に参加しました。2つのゲームをして、子供たちが楽しそうに参加しているのがとても嬉しかったです。また、学習支援の準備も手伝わせていただき、子供たちに覚えさせたいフレーズがあって、それを覚えさせるためにはどうしたらいいのか、などを学ぶことが出来ました。将来は小学校の先生になりたいと思っているので、今回この活動に参加出来てとても良い経験になりました。そして以前より強く小学校の先生になりたいと思う気持ちになりました。

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