平成30年度「入学前特別講座(数学)」を開講
名桜大学リベラルアーツ機構では、国際学群の自己推薦・推薦入試及び人間健康学部の推薦入試合格者の希望者を対象に、2月12日(火)から2月15日(金)の4日間の日程で、名桜大学SAKURAUM3階大講義室A,Bにおいて「入学前特別講座(数学)」を実施しました。この特別講座は、自ら課題文を読み、躓いたときにはグループで対話を通して高校数学の復習を行い、数学基礎力の向上に努めるとともに入学後の主体的な学びに繋げることを目的として実施しました。
初日はSAKURAUM6階スカイホールAにおいて、名桜ウェルナビ(新入生支援団体)によるアイスブレイキングを行い和やかな雰囲気で始まりました。続いて基礎力診断テストを実施し受講生の習熟度を把握しました。二日目以降は、4~5人の高校生の中に数理学習センターチューター学生が加わり和気藹々とした雰囲気でグループ学習・学習支援を行い、4日間の講座を無事終了することができました。参加者は85人で遠くは沖永良部高校、八重山高校、久米島高校からの参加もありました。1日だけの参加でも良いという希望講座でしたが最終日も35人の生徒が受講しました。
受講生の感想としては、「4日間で自力では解けなかった問題が解けるようになり、4月から一緒に勉強する友達とのコミュニケーションを通して、沢山のことが得られたので良かった」「大学入学後も初心を忘れずに夢を叶えられるよう頑張りたい」「先輩方から大学生活の話を聞きながら勉強した」「大学でどのようにしてやっていくか知ることができたので、大学生活が楽しみです」「基礎問題は解けると思っていたが、だんだん難易度が上がってきているので何とかついて行けるように頑張りたい」「勉強と思うとテンパってしまったけど、先輩方や同級生が優しく教えてくれたので良かった」「苦手な数学の問題も友達に聞いて分かるようになってとても良かった」「今回の講座に参加して良かった」等がありました。
チューターの振り返りからは、「対話を通して与えられた問題をどのように解くのか、その考えを相手に自主的に見つけてもらえたのが、この活動の中で、何よりもやりがいを感じた」「講座に参加できて本当に良かった」という感想がありました。
本講座を実施して反省点も多々ありますが、次に繋がる課題も見つかりました。数理学習センター長として、本学のカリキュラムポリシーを達成するための第一歩を踏み出すことができたという達成感を感じて講座を終了することができました。一緒に頑張ってくれたチューターからの意見も参考に次年度の計画に活かしていきたいと思います。
報告:高安美智子(リベラルアーツ機構 数理学習センター長)
講座の趣旨説明の様子
アイスブレイキングの様子
Aクラスのグループワークの風景