沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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教育・養護実習報告会を実施しました!

掲載日:2019年2月14日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 学事報告

教育・養護実習報告会を実施しました!

 2018(平成30)年12月5日(水)16:30~18:00、207・208・211・212・301・302・304・305教室にて教育・養護実習報告会を行いました。
 この報告会の目的は、一つに、教育・養護実習生が自らの体験を振り返り、自己の研究・実践上の課題等を再認識し、今後に活かす機会とすること、二つに、来年度の教育・養護実習予定者がその様子を先輩たちから事前に聞くことで、できるだけ多くの情報を収集し、教育・養護実習中に対する見通しを持つ機会とすることです。教育・養護実習を終えた学生と実習予定者が学び合う良い機会となりました。
 本年度の教育・養護実習生は、英語科24人、商業科1人、情報科1人、保健体育科22人、養護16人、計64人(小学校10人、中学校41人、高等学校13人)でした。
 本年度は8教室に分かれ、一人5~10分程度の報告が行われました。教育・養護実習を終えた学生からは、「事前の指導案等の準備が大切であること」、「実習中は、子どもに積極的に関わること」等の重要性やアクティブ・ラーニングを取り入れた授業・ICTを活用した授業を行う学校が増えている実態、さらには学級集団を指導する難しさが語られました。教育・養護実習予定者は、先輩たちの経験に学び、自らの実習に活かそうとする姿勢が見られました。
 本学の教育・養護実習は、地域連携の一環として、名護市近郊の小・中・高等学校で行われることを基本としており、その取り組みも一定程度定着してきたように思います。
 今回の報告会等を踏まえ、来年度の教育実習も実り多きものになることを期待します。

総評:教員養成支援センター長 板山 勝樹(国際文化教育研究学系 教授)

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真剣な眼差しで報告を聞く後輩たち

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堂々と発表をする教育実習生

「I learn new things daily.」
実習校:本部町立本部中学校 実習科目:英語 
辻 啓輔(語学教育専攻4年次、鹿児島県立武岡台高校出身)
 私は平成30年8月31日(金)から9月21日(金)の3週間、本部町立本部中学校で教育実習をさせて頂きました。初めは不安や緊張もありましたが、日々生徒たちと楽しく学校生活を共に過ごしながら充実した教育実習を行うことができました。
 実習では1学年の英語の教科授業や運動会練習に加え、地区陸上や部活動の練習にも参加させて頂きました。実習を通して実際の学校現場でしか経験することのできない生徒との関わり方や授業準備の大切さ、学校現場の大変さというものを体験しました。実習中は休み時間や放課後だけではなく、多くの時間を生徒と共に過ごせるように工夫しました。生徒たちとコミュニケーションを取ることで、クラスごとに異なる授業理解度や活動状況など、教科授業だけでは見えてこない生徒の実態を把握することができました。また、英語嫌いの生徒が多い傾向がある中で、少しでも生徒に英語に対する興味を持ってもらえるような視覚教材やアクティビティーを用いて、生徒主体の授業づくりを心がけていました。「英語は嫌いだけど授業は楽しいから好き!」と生徒が何気なく言ってくれた一言がとても嬉しかったです。
 3週間という短い期間の中、充実していたと同時に、自分自身の反省点や課題も数多く見つけることができました。毎日が常に新しい学びの連続で、挫けそうになるときもありましたが、頼りない私に夜遅くまで手厚く指導してくださった現場の先生方や生徒にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。

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教科授業で使用した板書

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生徒からの寄せ書き

「養護実習をとして学んだこと」
実習校:沖縄県立名護商工高等学校 実習教科:養護
岩里建徳(スポーツ健康学科4年次、大分県立日田高校出身)
 私は、2018年4月9日(月)~5月10日(木)の期間、沖縄県立名護商工高等学校で養護実習をさせていただきました。養護実習は主に担当の養護教諭に作成していただいたスケジュールに沿って行い、主な実習内容は、来室者対応、健康診断の補助、診断結果の集計などでした。また、実習最終週には模擬授業と保健だよりの作成を行いました。
 今回の養護実習で学んだことは、実際に実習などの現場で生徒や先生方と関わっていくことの重要性です。教科書や事前指導では多くの知識を得ることができますが、実際に対応してみると自分が想定していたこととは異なる点が多くありました。例えば、同じような症状を訴えてきた生徒でも、生徒により様々な要因があることが理解できました。実習を担当していただいた養護教諭からは、生徒や教職員との関係性作りについて多くのことを学ばせていただきました。生徒に対しては優しさをもって接することはもちろん必要ですが、どこまで関わっていくのか、優しさと甘さの違いなど数多く考える機会を与えていただきました。また、養護教諭が行っていく業務は教職員の協力が必要なことが多くあり、日頃のコミュニケーションが大切であることも学ぶことができました。
 これから実習に向かう皆さんには、ぜひ前向きな気持ちで取り組んでほしいです。私自身は養護実習を楽しく過ごすことができたので、皆さんも学ぶことはもちろんですが、楽しみながら実習に取り組んでもらえると嬉しいです。

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模擬授業

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校内健診

「生徒を知ることの大切さ」
実習校:名護市立屋部中学校 実習教科:保健体育
恩塚 祐稀(スポーツ健康学科4年次、大分県立中津南高校出身)
 私は、平成30年9月3日(月)~9月25日(火)の3週間、名護市立屋部中学校で教育実習をさせていただきました。
 教育実習を通して学んだことは、生徒や学校の実態を知ることの大切さです。実際に生徒と関わってみると、ひとりひとりに特徴や性格、個性があることに気が付きました。これを理解し、関わっていくことは容易なことではないということも感じました。しかし、現場の先生方は生徒ひとりひとりのことを真剣に考え理解し、向き合っていました。先生の中では、その生徒に合った声掛けや、生徒全体の実態に合わせた指導と授業の進め方を工夫するなどしていて、とても勉強になりました。こうした実態を把握するためには、生徒とコミュニケーションを取ることが大切です。私は、生徒とコミュニケーションを取るために、まずは生徒の話を傾聴することを心掛けました。傾聴する姿勢を見せることで、日常の些細な話から学級内での出来事など、色々な話を聞かせてくれました。このように、生徒とコミュニケーションを取ることで少しずつではありますが、生徒ひとりひとりを知ることができたと思います。生徒の実態を知ることは授業づくりにおいても、とても大切なことです。
 最後に、今回の教育実習を通して多くのことを学び、経験させてもらうことが出来ました。屋部中学校の皆様をはじめ、大学教員の皆様に感謝いたします。

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