平成30年度沖縄RESASデータ分析フォーラムへ本学学生が参加
沖縄の地方創生を目的に「RESAS」を活用した政策アイディアを発表する場として「平成30年度沖縄RESASデータ分析フォーラム」(主催:内閣府沖縄総合事務局経済産業部)が平成30年12月21日(金)に、沖縄県立博物館・美術館で開催され、本学学生がプレゼンテーションを行いました。
本学からは、基山晶平(診療情報管理専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)、国吉莉奈(経営専攻3年次、沖縄県立浦添商業高校出身)、仲田勝一(経営専攻4年次、沖縄県立読谷高校出身)の3人が「うるま都市圏の活性化~地域資源レストラン-鮮度の極み-~というテーマで政策立案し発表しました。
3人は、うるま市・金武町・恩納村をうるま都市圏と定義し、RESASを活用した3市町村の現状や課題を分析し、飲食店の活性化によって定住者が増えるのではないか、という仮説をたてました。飲食店活性化の具体案として、本島内の地域資源である食材を産地から60分以内に飲食店に届け、消費者に提供する鮮度にこだわった地域資源レストランを設立するという内容でした。
発表終了後、有識者から、「うるま都市圏と定義した点が良かった」「今後のことになるが、提案した政策案がどの程度、地方創生に貢献できるのか検討してほしい」とのコメントがありました。その後は基調講演などを聴講し、学びを深めました。
※RESASとはRegional Economy and Society Analyzing Systemの略で、地域経済分析システムと呼ばれ、客観的なデータで地域の現状や課題を把握し、未来像を描くためのツールとされています。
【参加学生の声】
基山昌平(診療情報管理専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)
私たちは、地域経済分析システム「RESAS」を利用した調査と、それに基づいた提案を発表しました。
内容としては、県内で人口が3番目に多いうるま市、観光地として有名な恩納村、アメリカ文化を活かした食が代表的な金武町をうるま都市圏として、各地域資源や強みになる特徴を調査しました。その結果をまとめ、北部から南部まで片道1時間以内で地域資源を取り寄せることができる地理的優位性を活かした地域資源レストランの設立とその波及効果によって雇用の安定と若年層の定住が促されることを提案しました。
地方分権が重要視されてきた現代社会の地域マーケティングへの理解は、次世代の日本の発展と向上に繋がるため、若年層にも「RESAS」に興味を持ってほしいと願います。
発表の様子
本学の発表者(左から、仲田さん、国吉さん、基山さん)