平成30年度 スポーツ健康学科インターンシップ報告
インターンシップふりかえって
本年度のインターンシップは、沖縄県、福岡県、広島県、岡山県を実習先として行われました。市役所において実習を行う学生が多かったですが、フィットネス事業や給食サービス・食事提供事業を行う企業においても実習を行った学生もいました。
スポーツ健康学科のインターンシップの特徴は、「自ら考え行動する」ことを実現するために、学生自らがインターンシップ先を選定することにあります。インターンシップの事前授業となる「インターンシップⅠ」においては、教員が実習先を紹介することもありますが、原則として、自ら企業や官公庁の調査を行い、インターンシップ先を選定します。また、ビジネスマナーのエキスパートである講師もお招きして、ビジネスマナー(電話対応、敬語の使い方)を学びますが、実習先には自ら連絡をとり、実習を受け入れてもらえるよう、調整を行います。教員はあくまで情報の提供といったサポートに徹することで、学生が「自ら考え行動する」力を養うねらいがあります。
実習先を選定する以前は、インターンシップの参加に尻込みする学生が少なくなかった中、実習終了後は「またインターンシップにいきたい!」と述べ、新たな実習先を探す学生もいました。また、インターンシップ報告書の内容やインターンシップ報告会での学生達のプレゼンテーションの姿を見ると、インターンシップを経験したことによって、学生達の少なくない成長を感じさせられました。これらの経験は、今後の就職活動において、大きな糧となったと思います。
今年度に入って初めて、主担当として「インターンシップⅠ」と「インターンシップⅡ」を行いました。学生同様、私にとっても多くの学びがあった授業となりました。
総評:インターンシップ担当 大峰 光博(スポーツ健康学科 准教授)
インターンシップ報告会にて
「就職に向けて一歩リード」
実習先:読谷村役場 健康推進課
新垣 日向(スポーツ健康学科2年次、沖縄県立読谷高校出身)
私は読谷村役場の健康推進課というところでインターンシップをさせてもらいました。健康推進課では住民健診や乳幼児健診、健康増進センターの運営などを行っていました。健診のお手伝いをしたり、人前に出て住民の方に動きを教えたりすることはヘルスサポートの活動で慣れているつもりでした。しかし、実際に現場では分からないことや、上手くいかない場面も多かったです。それでも役場の職員の方たちは優しく丁寧にご指導くださいました。おかげで学ぶことも多く、これからの大学生活でもっと成長しようと思えました。
将来自分が就きたい職業が決まっていなかったとしても、インターンシップに参加することはとても意味のあることだと思います。インターンシップでは自分に今どんな能力があるのか、どんな能力が必要なのかを知ることができます。自分のことを知ることによって今後の大学生活で何をするべきなのか見えてくるはずです。また、早めにインターンシップに参加することで将来の自分の選択肢が広がったり、準備しておくべきことを学ぶことができます。インターンシップでしか経験できないことを経験することによって、他の人よりも就職に向けて一歩リードできると思うので、是非インターンシップに参加してほしいと思います。
「大切なのはコミュニケーション」
実習先:セントラルウェルネスクラブ天神ソラリア店
永見 奏愛(スポーツ健康学科2年次、福岡県立新宮高校出身)
私は、福岡県にある「セントラルウェルネスクラブ天神ソラリア店」というスポーツジムでインターンシップを行いました。仕事内容は、ジムの機械の補助や使い方の説明、プールの監視、清掃が主でした。
インターンシップを終えて私が学んだことは、コミュニケーション能力の大切さです。お客様は運動をするために来ているので、会話よりもトレーニングを優先すると思っていましたが、お客様とのコミュニケーションが何よりも大切であると学びました。初めは緊張して話しかけることができず、お客様のほうから声をかけてくれました。しかし、思い切って話しかけてみると、色々な方が集まって私の話を聞いてくれました。トレーニングを続けるために、楽しいと思える環境を作るには一人一人へのコミュニケーションが欠かせないと感じました。特に、あいさつは会話を始めるときにとても重要であると学びました。
今回のインターンシップを通して、大学ではできない貴重な体験をすることができました。また、自分の進路について考える良い機会にもなりました。後輩の皆さんもぜひインターンシップに参加してほしいと思います。