平成30年度海外スタディツアー 中国コースを実施
平成30年度海外スタディツアー中国コースを平成30年9月15日~20日の日程で実施しました。現地の大学との連携を図りながら、南開大学(中国)の学生と国際交流を通して絆を深めてきました。本プログラムは「名桜から世界へ」をモットーに、海外への第一歩を踏みだし、異文化の中で世界を知り、己を知り、国際教養人としての力を身につけることを目的としています。
海外スタディツアー中国コースは国際交流と異文化体験(南開大学)、世界遺産の現状視察(故宮博物院、万里の長城)、現代中国の理解(日系企業)、地元の魅力発信(学生間の国際交流)を中心に構成されています。自分とは異なる他者とのコミュニケーション、海外の人に自分の生まれ育ったふるさとの魅力の発信、語学習得の大切さ、時間と場所を越えた体験。みなさんがこの海外スタディツアーでの経験をいかして、ハイレベルの国際感覚を身につけ、これからの時代を創造し、世界の舞台で活躍することを期待しています。
総評:山城 智史(リベラルアーツ機構 上級准教授)
【参加者】学生17人、山城 智史(リベラルアーツ機構 上級准教授)、玉城 本生(リベラルアーツ機構 助教)、比嘉 憲枝(看護学科 上級准教授)
北京首都国際空港 | 中国切り絵体験 | 世界遺産 万里の長城 |
太極拳体験 | 世界遺産 故宮博物院 | 南開大学日本語学科の学生と |
参加学生の声
「語学に対するモチベーションが向上」 新垣 実菜美(国際学群1年次、沖縄県立前原高校出身)
私は中国語の授業で中国に興味を持ち、中国とはどのような国なのか、もっと現地の人と会話してみたいという思いから参加しました。海外スタディツアーでは、南開大学の学生と交流があり、一生懸命に日本語で喋りかける姿勢は、私の語学に対するモチベーションの向上へとつながりました。また、現地の方は私たちを理解してくれて、温かく優しい人たちばかりでした。
今回、先入観によってイメージを決めるのではなく、その国の文化の違いを理解していく大切さを学びました。海外スタディツアーは、私の大学生活の大きな財産になり、本当に参加して良かったです。謝謝!
「自分自身で確かめることの大切さを実感」 杉山 蘭(スポーツ健康学科1年次、青森県立三本木高校出身)
私は、海外に行ってみたいという単純な動機で海外スタディツアーに参加しましたが、想像以上の多くの学びを得ることができました。
中国に対するイメージはメディアからの影響が大きく、正直私はよい印象は抱いていませんでしたが、実際に訪れてみると、大きく覆されました。近代的な街並み、歴史や文化を感じられる建造物、気さくな中国の方々。もちろん、私が見たものがすべてではないと思いますが、メディアから受けていた印象とは違う中国を発見できました。
海外スタディツアーを通して、自分自身で確かめることの大切さを実感するとともに、自分の知らない世界をもっと見てみたいと思いました。今後も自分の可能性を広げていくために、あらゆることに挑戦していきたい。
「自分の目で見て、肌で感じて」 宮城 沙耶(国際学群2年次、沖縄県立浦添高校出身)
今回の海外スタディツアーを通して、観光地を巡るだけではなく、現地の大学生(南開大学)との交流やイオンモールの方との座談会など、普段の旅行では体験することのできない活動もすることができ、貴重な経験となりました。私は渡航前、中国から沖縄に訪れる観光客の行動や、メディアの影響などから中国に対してのイメージはあまり良くなく、不安が多くありました。しかし、実際に現地に足を踏み入れてみると、中国人の温かさや経済の発展など、多くの驚きや発見があり、中国に対するイメージが大きく変わりました。
これまで、海外はメディアの情報だけで勝手な印象を持っていましたが、実際にその国の現状を自分の目で見て肌で感じることが大切であると気づかされました。今後も多くの国に行き、自分の知らない世界を経験していきたいです。
「自分の成長を強く感じて」 丸山 実月(国際学群1年次、宮崎県立宮崎商業高校出身)
渡航前は、中国に対して良いイメージはなく、不安でいっぱいでした。しかし、実際に行って、建物や道路の大きさや街のスケールの大きさにとても驚きました。携帯電話を使用した電子マネーでの買い物など、ITによる経済面での発展を実感しました。また、鉄道や故宮博物院、万里の長城を訪れた際に、身体チェックや手荷物チェック、パスポートの提示があり、セキュリティーがとても厳しかったことが印象に残っています。日本では体験できないことばかりで、本当に参加できて良かったです。今回のスタディツアーで自分の成長を強く感じました。この経験を生かしてもっと多くの国に足を運んで、色んな経験をしていきたいです。
「インターネット情報だけではわからない『中国』を体感」 又吉 萌(国際学群2年次、沖縄県立浦添高校出身)
私は今回、海外スタディツアーの中国コースに参加し、渡航前と後で中国のイメージが変わりました。中国に対しては国土面積が広いというイメージのほかに、メディアの影響のせいかあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、実際に天津と北京を訪れてみると、南開大学の先生方、学生のみなさんをはじめ、会う人会う人が私たちに親切に接してくれたり、街中や大学内では日本よりもIT化が進んでいたり、そこには渡航前の中国とは別の「中国」が現れました。
今回の海外スタディツアーでは、国内のインターネット情報だけではわからない「中国」を体感することができ、とても貴重な体験になりました。この授業を通して、中国だけでなく他の国にも興味が湧いたので、もっと世界を知りたいと思いました。