福知山公立大学・名桜大学 診療情報管理系学生交流会を開催
京都府福知山市と沖縄県名護市。まったく縁遠いように思えるこの二つの地方都市には、大きな共通点があります。
その共通点とは、地域に根差した公立大学があること。福知山公立大学と、名桜大学です。そして公立大学として診療情報管理士を育成するカリキュラムがあることも、共通点です。
2018年10月18日(木)、全国でたった二校しかない公立大学の診療情報管理系学生の交流会がありました。福知山公立大学医療福祉経営学科の学生10人が名桜大学を訪問し、名桜大学国際学群診療情報管理専攻の学生8人と交流したのです。「みえる・つながる・ひろがる」がコンセプトの学生会館SAKURAUM、3階大教室が交流会場でした。
交流会では、まず双方の大学紹介を行いました。制限時間5分間で、学生が自学を紹介する試みです。事前に準備した資料の使用は禁止、教室備品の機材道具だけを使って25分間の準備を行っての発表でしたが、備え付けのPCとプロジェクタで大学Webページを次々と開いたり、準備時間の間にホワイトボードに描いた地図を見せながら、どちらも堂々と発表し、相互理解を深めました。
その後は二大学の混成チームによるワークショップ、診療情報管理テキストⅢを用いた模擬試験問題作成を行いました。問題作成には専門用語の正確な理解と使用が求められます。学生たちはお互いに協力しながら、全チームが時間内に問題作成を終えることができました。
京都と沖縄、離れた二つの地域の大学生たちが出会い、短時間でチームを形成して協働し、有意義な交流会となりました。お互いの顔が「みえる」状態から「つながる」ことで知的生産物(模試問題)を作り上げた経験で、学生たちの可能性が更に「ひろがる」ことでしょう。
遠方よりお越しくださった福知山公立大学の学生及び教員には深謝申し上げます。今後もこのような交流会を継続して開催していければ嬉しいです。
報告:診療情報管理専攻長 大城真理子(経営情報教育研究学系 上級准教授)
本学学生による大学紹介 | クジ引きによるチーム分け |
テキストを参考に模擬試験問題を作成 | 作成した問題を展示用ポスターに記入 |