平成30年度国際看護学Ⅱ海外研修を実施
本学看護学科の授業科目「国際看護学Ⅱ海外研修」は、発展途上国・地域を訪問し、現地の人々との交流を通して異文化を理解するとともに、国際保健協力活動の実際を学ぶことを目的とした授業です。今回の研修では2・3年次合わせて16人がタイ(バンコク)を訪れました。平成30年10月10日(水)には、この国際看護学Ⅱ海外研修の成果を山里勝己学長に報告しました。
報告では横川裕美子教授と浦添美和助教、並びに13人(2年次のみ)の学生が、平成30年9月1日(土)~9月10日(月)に行われた研修内容を「ホームスティについて」「HIVと性教育について」「LGBTの方との交流会」「オゾン財団(Ozone Foundation)について」の4つのグループに分けて山里学長に発表しました。学生は「食文化や生活様式の違いなどを知ることができた」「タイに比べて日本では性をタブー視していると感じた」「日本の現状をうまく説明することができなくて悔しかった」「患者に偏見をもたないことが大切だと気付かされた」など、それぞれ研修での学びや思いを語りました。
山里学長は「LGBTの方々やオゾン財団との交流、ディスカッションという今回初めての試みにより、タイの子ども達や現地の人々に性教育や薬物感染について理解を深めてもらうことは素晴らしいことだと思います。今回の学びや経験を成長につなげてください」と激励の言葉を贈りました。
※オゾン財団:タイにおける薬物依存治療を扱う財団
国際社会に貢献できる医療従事者を目指して