「金武町と公立大学法人名桜大学及び国立大学法人琉球大学による地域における雇用創出・若者定着に係る協定書」を締結
平成30年10月4日(木)に、金武町役場において、「金武町と公立大学法人名桜大学及び国立大学法人琉球大学による地域における雇用創出・若者定着に係る協定書」を締結しました。
名桜大学の地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)では、若い方々の雇用創出と若者定着に対する大学の地域貢献に取り組みながら、実践力のある人材育成に取り組んでいます。今、金武町では地方創生事業で米軍基地返還跡地を有効活用しています。海兵隊のミサイル基地があったギンバル訓練場の跡地には、地域医療施設(KIN放射線治療・健診クリニック)やヘルスケアセンター(金武リハビリテーションクリニック)ができました。さらに金武町ベースボールスタジアムもできました。金武町ベースボールスタジアムは東北楽天ゴールデンイーグルスのみならず韓国のKIAタイガースも利用するなど国際化が進んでいます。その結果、外国人をもてなすために英語を使える人材が重要になります。また、スポーツ装具等の開発も手がけている佐喜真技師株式会社のように、ものづくりを支える製造業者やハイテクを支える技術を持った若者が必要になります。
今回の連携協定では、大学が地(知)の拠点大学として金武町と連携して地方創生推進事業を進めます。1番目の連携内容は、大学と金武町が連携して地域の課題解決演習を行うことです。これにより地元企業は大学の専門的な知識や大学生の創造的で新しいアイデアを課題解決に活かすことができます。また地元企業が困っている課題を解決できる大学生を効果的に採用することが期待されます。2番目の連携内容は、大学が金武町の若者の学力向上に貢献することです。既に9月から4人の名桜大学の学生が学習支援施設での支援を始めています。このように本学と琉球大学が地(知)の拠点大学として金武町の雇用創出・若者定着につながる人材育成に尽力したいと思います。
報告:當間健明(地域連携機構 准教授)