「文化交流創成コーディネーター資格」（ICCO）
本学初の取得者／ベストプレゼン賞受賞／沖縄・本学での短期集中セミナー開催
「文化交流創成コーディネーター資格」（ICCO：Intercultural Coordinator）は、様々な場で新たな文化の交流や創成に携わろうとする人を、インターカルチュラル・コーディネーターとして日本国際文化学会が認定する資格です。沖縄県内では本学（国際文化専攻）でのみ取得することができる資格となっています。
これからの時代の新たな必要性にこたえるべく創設された同資格ですが、平成28年に参加認定校となった本学から、平成29年度卒業生の伊藤俊弥さん（国際文化専攻卒業、沖縄県警勤務）および4年次の馬場祐作さん（栃木県立佐野東高校出身）が、セミナーや報告書などのハードルをクリアし、めでたく初の資格認定者となりました。認定証は、平成30年7月7日に多摩大学で開催された同学会全国大会にて授与されました。
また、ICCOカリキュラムの一環として位置づけられる2017年度の短期集中セミナーにおいて、本学国際文化専攻4年次の知念佳奈さん（沖縄県立那覇西高校出身）を含むグループがベスト・プレゼン賞（プレゼン名：「かりゆしちゃんぷる」）を受賞する快挙を成し遂げました。知念さんは、同じく多摩大学で開催された全国大会において、チームメイトである青山学院大学の小嶋さんと三ヶ尻さんとともに見事な発表を見せてくれました。
そして、平成29年度に引き続き、平成30年8月26日から9月2日の1週間、2018年度のICCO短期集中セミナーを沖縄で開催しました。日程前半のフィールドワークは那覇市で、日程後半の作業および成果発表会を、北部生涯学習推進センターを中心として本学で実施しました。
青山学院大学、甲南女子大学、静岡文化芸術大学、多摩大学、新潟県立大学、龍谷大学、文教大学、宮崎公立大学、山口県立大学、早稲田大学といった全国の参加認定大学から集まった24人の参加者のうち、本学からは、国際文化専攻の國吉日彩さん（沖縄県立糸満高校出身）、立石羅奈さん（佐賀県立致遠館高校出身）、吉山敦盛さん（沖縄県立コザ高校出身）の3人が参加しました。セミナーではその他にも、卒業生の伊藤俊弥さんが資格取得者の経験をもとに有意義なアドバイスをしてくれました。
2年連続で主催した沖縄でのセミナーでしたが、参加者の満足度は非常に高く、松居竜五ICCO資格制度運営事務局長からも、沖縄は素晴らしいフィールドワークの宝庫であり、沖縄、そして本学でセミナーを開催して本当に良かった、との感想をいただきました。他方、本学に目を向けてみた場合、本学学生は他大学の学生との交流の機会がなかなか持ちにくいことから、こうした全国的な取り組みに積極的に参加することが、本学の全国レベルでの存在感を向上させるうえでいっそう重要になってくると感じました。本学学生が全国区でさらなる飛躍を遂げることができるよう、これからも専攻をあげて教育活動に尽力していく所存です。
報告：菅野敦志（国際文化専攻長 上級准教授）
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| ICCO資格認定証を手に（右が伊藤さん、左が筆者） | 知念さん班ベスト・プレゼン賞授賞式での発表（左が知念さん） |
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| 國吉さん班「紅型」の発表（手前が國吉さん） | 立石さん班「御嶽」の発表（手前が立石さん） |
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| 吉山さん班「琉球菓子」の発表（左が吉山さん） | 沖縄セミナー終了後の記念写真（名護市東江） |