名桜大学軟式野球部が全国大会ベスト16!!
第41回全日本大学軟式野球選手権大会
名桜大学軟式野球部は、平成30年8月19日(日)~8月24日(金)に長野オリンピックスタジアム・他3球場(長野県)にて開催された第41回全日本大学軟式野球選手権大会に出場し、ベスト16という成績を収めました。
以下、同部の河原崇史コーチによる戦評を報告します。
【1回戦-対 桐蔭横浜大学】
平成30年8月20日(月)11時30分に長野オリンピックスタジアムでプレイボールが宣言された。対戦相手は、優勝候補の一つである桐蔭横浜大学。会場は、桐蔭横浜大学を応援する観客がほとんどを占めていた。まるでアウェイにいるような雰囲気の中ではあったが、本学の選手達に動揺はなかった。ただ淡々と自分たちのするべきことを徹底し、終始主導権を譲ることなく試合を進めた。先発・村田大樹投手(人間健康学部スポーツ健康学科3年次)の140球にも及ぶ好投もあり、強豪校相手に圧巻の9回1失点にまとめる。打線においても、直球140キロを超すエース投手を相手に、早打ちすることなく、粘り強く戦った。その結果、計2点を奪った。これは、ほとんどのイニングで出塁し、常にプレッシャーを与え続け、チームバッティングに徹し続けた打撃陣の意思疎通が起因している。最終イニングでは、会場全体に「まさか」という雰囲気が漂っていた。そして、最後のバッターを打ち取り、ゲームセットとなった瞬間に会場からは奮闘を称える大きな拍手が名桜ナインに降り注いだ。この勝利で全国ベスト16を決めた。
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
桐蔭横浜大学 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
名桜大学 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
バッテリー
(桐)佐々木―二見
(名)村田―玉城(輝)
【1回戦 試合の様子】
VS.桐蔭横浜大学、試合開始 | 先発 村田投手 |
あわや同点になる場面で玉城捕手(国際学群国際学類2年次)のタッチアウト | 名桜大学・満塁の場面での攻撃 |
【2回戦-対 東京経済大学】
平成30年8月21日(火)11時30分に長野オリンピックスタジアムで全国大会ベスト8をかけた試合が始まった。対戦相手は東京経済大学。序盤から中盤にかけては、本学が主導権を握っていた。6回終了時には3-0とリードをしていたが、7回に相手打線の連打によって3点を失う。そのまま、試合は均衡を保ったまま、延長戦へ突入。10回のウラ、ツーアウトランナー1、3塁でサヨナラの場面も0点に終わる。11回も互いに0点に終わり、試合時間が2時間半を超えた。試合規程により、12回よりタイブレーク戦(ノーアウト満塁からスタート)へ突入となった。12回オモテに4点を失う。4点を追う12回ウラの攻撃、2点を返すが万事休す。先発の髙野鈴太郎投手(国際学群国際学類2年次)は12回・146球を一人で投げ抜いた。ブレークで攻略を許すまでは、相手チームが常に髙野投手を打ちあぐねていた。打撃陣は、一回戦と同様にチームバッティングに徹した。おそらく、相手チームは直球140キロを超すエースを登板させる予定はなかったに違いないが、結果としてエースを含む4投手を登板させた攻撃の勢いを称えたい。試合後は、九州出身の観客や試合関係者に「感動した」「九州として誇らしい」などあたたかい言葉をかけてもらった。
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京経済大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
名桜大学 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 |
バッテリー
(東)日原・大塚・小川・藤原―鈴木
(名)髙野―玉城(輝)
【2回戦 試合の様子】
名桜大学 攻撃の様子(繋ぐ野球) |
先発 髙野投手 | VS.東京経済大学、試合終了 |
今回の大会で、各選手は次に繋がる課題を得るなど多くの収穫があった。
この経験を活かし、9月から始まる西日本大学軟式野球選手権大会予選(沖縄県大学軟式野球連盟秋季リーグ戦)でさらなる飛躍を期待したい。
報告:名桜大学軟式野球部コーチ 河原崇史