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本部町公民館講座「楽しく学ぶ中国語体験」に招かれました

掲載日:2018年8月9日お知らせ , 卒業生向け , 受験生向け , 在学生向け , 地域の方向け , 教育・研究活動レポート

 平成30年7月7日(土)に本部町中央公民館で公民館講座「楽しく学ぶ中国語体験(料理教室)」(主催:本部町)が開催され、私が講師を務めると同時に本学中国語文研究会の学生3人がサポート役として参加しました。本部町は沖縄北部唯一のクルーズ船の寄港地として、訪れた中華圏の観光客数も年々増えるなか、今回の公民館講座は地元の中国語に関心がある地元の方を対象に、観光客への対応や外国文化の一端を理解することを目指しています。
 講座の前半は調理室で水餃子を作り、後半はみんなで試食しながら、簡単な中国語の発音やあいさつ、中国の食文化や食習慣などについて講義し、漢字クイズなども行いました。本部町婦人会会員の方をはじめ、約30人の参加者は、片言の中国語あいさつがあふれる和室でおいしい水餃子を試食しながら、とても有意義な時間を過ごすことができました。

報告:賀南(リベラルアーツ機構 上級准教授)

【参加学生の声】

西野 剛生(中国語文研究会/語学教育専攻3年次、福島県立福島東高校出身)
 日本では焼き餃子が主流ですが、中国で餃子といえば水餃子です。新年に食べる食べ物ともされていて、金運UP、子孫繁栄など縁起の良い食べ物です。大晦日には家族全員で皮から作る習慣があるそうです。なかでも皮を作るのが難しく、麺棒を巧みに使って綺麗な円状にするには慣れが必要です。皮の真ん中だけ分厚くする技術は主婦の方でも難しそうでした。皮が薄くて破れてしまったり、具材が多すぎて飛び出してしまったり、失敗を重ねながら段々と綺麗な餃子を作れるようになりました。いつも市販の餃子の皮を使っていたので、皮から作る楽しさと美味しさを共有できて嬉しかったです。お子様がいらっしゃる方は、今度子供と作ってみますと言ってくださいました。食事の際に簡単な挨拶と文化も勉強しました。
 本部町は中華圏からの観光客が多く、文化理解や簡単な中国語を話せると役立つ機会が多いと思います。次回も中国料理を一緒に作りながら勉強できたらいいと思います。

櫻井 理紗(中国語文研究会/国際文化専攻3年次、広島県立神辺旭高校出身)
 餃子は、主婦の方々にとって手慣れた料理であっても、初めての中国式餃子作りとなると、まるで少女のようなキラキラとした目で、誰もが笑顔で取り組んでいました。その様子から、何歳になっても「新しいことを学ぶこと」の大切さや喜び、楽しさを感じました。
 また、子どもたちが一生懸命になって、優しく丁寧にひとつひとつ餃子を包む様子は、とても微笑ましかったです。そして、最後はやさしい中国語講座やクイズを受け、お話をしながら、みんなで美味しく餃子をいただきました。今回の講座が、子どもたちにとっても、中国語を身近に感じ、異文化に興味を持つ良いきっかけになったと思います。
 そして、地域の人々とみんなで新しいことにチャレンジするということが、いい刺激となり、新たな挑戦が芽生える可能性を秘めた楽しく実のある地域交流であったと思います。また参加できる日を心から楽しみにしています。

方 舒婷(ホウジョテイ)(中国語文研究会/国際学群1年次、中国江苏省出身)
 今度の餃子パーティーは自分にとって素晴らしい経験になりました。この講座に参加された方々はとても親切で、優しかったです。みんなで皮から餃子を作って、日常生活について喋って、まるで家族みたいな雰囲気に囲まれていました。さらに、今度の料理教室はただ餃子を作るだけではなく、中国と日本の文化の違いについてコミュニケーションができたと思います。私は、日本人の皆さんに中国語の発音と中国の「福」という漢字の物語などについて話しました。この講座がきっかけとなり、少しでも多くの人に本当の中国料理と中国文化について興味を持ってもらえたらうれしいです。

皮から餃子づくり 地域の方と交流しながら餃子を作る西野さん(左から2番目)
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食文化の話に興味津々の皆さん 中国語を身近に感じる機会に。参加者一同

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